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無し

「9.11テロの生きていた犯人は同姓同名の別人である」の噓

2024-08-18 10:11:27 | 陰謀論

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✳️陰謀【乗客リストにハイジャック犯の名がなく、彼らは生きていたことが確認されている!】
 事件直後にメディアに流れた機の乗客リストには、アラブ系の名はなかった。これは、なにを意味をするのだろうか?
 
 また、“ハイジャック犯”と名指しされた19人のうち、じつに7人もが生存しているとBBCなど世界の大手メディアで報告されている。
 
 成澤氏は、自作のチラシ「『9.11』をいかに理解するか」でこう書いている。
 
 《モハメド・アタをはじめとする「19人の自爆テロリスト」が、4機の旅客機に搭乗したという証拠はない。米航空機史上、初めて搭乗者名簿は正式に公開されていないし、CNNが発表した出所不明「名簿」にはアラブ系の名前はない。また、少なくとも6人が英『インデペンデンス』紙などによって生存が確認されている》
 
 つまり、成澤氏は、犯人は機に乗ってもいず、生きてさえいるのだと言うのである!
 
 
真相【犠牲者リストにハイジャック犯の名があるわけがない。彼らと同姓同名の人が生きていることが確認されている】(中略)
 「生きていたハイジャック犯の謎」だが、まずは、以下に犯人19人の名を列挙しておく。
 
■アメリカン11便
 
 モハメド・アタ
 
 アブドルアジズ・アルオマリ
 
 ワイル・アルシェリ(兄)
 
 ワリード・アルシェリ(弟)
 
 サタム・アルスカミ
 
■ユナイテッド175便
 
 マルワン・アルシェヒ
 
 ファイズ・バニハムマド
 
 アフメド・アルガムディ(親戚)
 
 ハムザ・アルガムディ(親戚)
 
 モハルド・アルシェフリ 
 
■アメリカン77便
 
 ハニ・ハンジュル
 
 ハリド・アルミダル
 
 ナワフ・アルハズミ(兄)
 
 サレム・アルハズミ(弟)
 
 マジド・モケド
 
■ユナイテッド93便
 
 ジアド・ジャラ
 
 アフメド・アルハズナウィ
 
 アフメド・アルナミ
 
 サイード・アルガムディ
 
 兄弟や親戚関係なら同姓でも1人とカウントすると、ハイジャックチームは、同名「アフメド」が3人、同姓「アルシェフリ」2人、「アルガムディ」2人という構成である。たかが19人でこれだけ同じ姓や名があるのは、アラブ系社会には同じような名や姓の人が多いからだ。テロ関連で、誤認逮捕が相次いだのもこのためである。だから「生きていたハイジャック犯」の最も単純な可能性は、「中東諸国にはハイジャック犯と同姓同名の人がたくさんいる」というものだ。また、パスポートが盗まれたとか、似た名が多くあったので、アメリカ側が混同した可能性もある。なんでもかんでもアメリカの陰謀にしてしまう人々は、こうしたことが眼中にない。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈名前だけでなく顔写真も公開されている〉】
 「アラブ系社会には似た名前が多い。だから生存が確認された7人は同姓同名の別人だ」──この意見が通るのは、公開されているのがテロリストの名前だけだったらの話でしょう。
 
 FBIのホームページには名前だけでなく顔写真も公開されており、生きていた7人がハイジャック犯とされている7人と同一人物であることがわかっています。
 
 もしも顔がまったく違うなら「同姓同名の別人」で済みますが、そのような話は聞いたことはありません。
 
 
【まとめ】
 ●生きていた7人とハイジャック犯7人は、同一人物であることが明らかになっている。
 

9.11テロの乗客リストの中にアラブ系の名前が入っていなかった謎

2024-08-18 10:08:08 | 陰謀論
 

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✳️陰謀【乗客リストにハイジャック犯の名がなく、彼らは生きていたことが確認されている】
 事件直後にメディアに流れた機の乗客リストには、アラブ系の名はなかった。これは、なにを意味するのだろうか?(中略)
 
 
真相【犠牲者リストにハイジャック犯の名があるわけがない。彼らと同姓同名の人が生きていることが確認されている】
 成澤氏が言う「謎だらけの『乗客リスト』」とは、事件直後にCNNが発表したものだ。それは、著書『9.11の謎』を見れば明らかだ。そこで、以下に、そのサイトのアドレスを示す。この内容は、今も順次更新されている。
 
http://www.cnn.com/SPECIALS/2001/trade.center/victims/AA11.victims.html(中略)
 
 これらを見れば、誰でも一瞥でわかると思うが、これは「乗客」のリストではなく、「犠牲者」のリストである。成澤氏は、victimsの意味を知らないのだろうか?
 
 日本の報道番組でも、例えば、人質を取ってたてこもった犯人が自爆し、犯人を含む死傷者が出た場合、「死亡者リスト」なら犯人が含まれる。しかし、「犠牲者リスト」「お亡くなりになられた方たち」なら、犯人は含めない。これは、世界の常識だ。したがって、「犠牲者リスト」に犯人の名が載っていないというのは、どこも不思議なことではない。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈USA TODAYの乗客リスト〉】
 奥菜秀次は成澤宗男の〈9.11の謎〉に載っている乗客リストのことを、「事件直後にCNNが発表したものだ」と言っていますが、具体的に2001年の何月何日に発表されたものなのでしょうか?
 
 実は事件翌日の12日にUSA TODAYが乗客リストを発表しているのですが、私が知る限りUSA TODAYの発表が最速のものです。
 
 そして翌13日に、その乗客リストの中にアラブ系の名前が入っていないことをイギリスのガーディアンが指摘したのです。
 
 
【USA TODAYの犠牲者リスト】
 「だからなに?」という声が聞こえてきそうですが、USA TODAYは9月12日に発表した乗客リストを9月25日に「犠牲者リスト」としてアップデートして再度発表しているという事実があるのです。
 
 アドレスがこれです。
 
http://www.usatoday.com/news/nation/2001/09/11/victims-list.htm
 
 たしかに「victims(犠牲者)」という字が入っています。 
 
 要するに、9月25日にアップデートして再度発表した犠牲者リストと、9月12日に発表した乗客リストはまったく違うものであり、その乗客リストの中にアラブ系の名前が入っていなかったというわけなのです。
 
 これはいったいどういうことなのでしょうか?
 
 懐疑論者がこれを論破する方法は1つだけ。USA TODAYが9月12日に発表した乗客リストが、実は犠牲者リストだったことを明らかにすることです。
 
 
【まとめ】
 ●USA TODAYは乗客リストと犠牲者リストの2つを発表している。
 
 ●乗客リストのほうにはアラブ系の名前が入っていなかった。
 

「オサマ・ビン・ラディンは9.11テロの犯人である」の噓

2024-08-14 10:49:41 | 陰謀論
 

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✳️陰謀【ビン・ラディンが犯人だという証拠はない】
 成澤宗男氏は、FBIのホームページを見たところ、ビン・ラディンが9.11の容疑者として告発されていないので、不思議に思ったという。そこで、氏は著書『9.11の謎』で、こう書くのである。
 
 「このため、米国のジャーナリストであるエド・ハス氏が2006年5月、FBI本部に電話し、広報官になぜ『9.11』との関連性が明示されていないのか問いただした。すると驚くべき回答が返ってきた。
 
 『オサマ・ビン・ラディンは、正式に『9.11』に関係して起訴されたり、告発されたりしてはいない。なぜなら、FBIはビン・ラディンが『9.11』に関与したとされる確固たる証拠を有してはいないからだ』
 
 事件から5年後の今になって『証拠を有していない』と言い出されても、容易に納得はできないはずだが、これほどの事実でも米国でマスメディアが大きく取り上げたという話は寡聞にして知らない。いうまでもなく日本でも違いはない」
 
真相【ビン・ラディンが犯人だという証拠はてんこ盛り!】
 『911報告書』には、航空機を使ったテロの発案者はカリード・シェイク・ムハンマドという男で、彼がビン・ラディンに計画を持ちかけ、当初はビン・ラディンが実現の可能性を訝ったという話も出てくる。ムハンマドは、2003年に逮捕され、計画の全容を自白していたこともかなり詳しく説明してある。(中略)
 
 ビン・ラディンが首謀者である証拠は、テロ直後からメディアに大量に流れていた。9.11以前の米施設への自爆テロの首謀者であり、事件直前には「明日、決行」という彼の電話での通信も傍受されていたし、「アメリカにヒロシマをもたらす」とさえ彼は言っていた。
 
 諜報機関では、ラディンのテロが目前であることは公然と囁かれていた。(中略)
 
 さらに、報道などで確認できる有罪の証拠は多数あるが、アメリカン・ジャーナリズムやアメリカ政府を信じないという方々には、これらの報道、本、文書は、すべて無意味である。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈反論になっていない〉】
 奥菜秀次の主張の根拠は相変わらず〈911報告書〉なのですが、ほかの記事で説明したように、〈911報告書〉がデタラメであることは内部告発で明らかになっています。
 
 それだというのに……
 
 「アメリカン・ジャーナリズムやアメリカ政府を信じないという方々には、これらの報道、本、文書は、すべて無意味である」
 
 ……とはなにをか言わんやというところです。
 
 そもそも奥菜秀次の主張では、成澤宗男の主張に対する反論にはなっていないと思うのですが……。
 
 
✳️【オサマ・ビン・ラディンの告白ビデオ】
 2004年の大統領選挙の前に、ブッシュ現大統領の再選を阻むためか、ビン・ラディンは自ら9.11テロの首謀者であることをビデオで告白したが、これも偽造ビデオと信じるなら、なにを言ってもダメだろう。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈オサマ・ビン・ラディンは2004年以前に他界している〉】
 大変残念ながら、それはどう考えても偽造ビデオです。
 
 なぜかといいますと、オサマ・ビン・ラディンは2001年12月にすでに他界しているからです。
 
 「……え?」と思われたことでしょうが、これは知られざるウソのようなホントの話です。
 
 2001年12月26日のFOXニュースによると、2001年12月にアフガニスタンのトラボラ山で葬儀が執り行われたそうです。この話はパキスタンのムシャラフ大統領も認めていることです。
 
 また、アフガニスタンのカルザイ大統領も2002年のCNNで「ビン・ラディンはおそらく死んだと思う」と語っています。
 
 また、FBI の対テロ部門の主任、デール・ワトソンも2002年のBBCで「確たる証拠は持っていないが、ビン・ラディンはこの世にいないと思う」と語っています。
 
 最後に2002年7月11日のニューヨークタイムズの記事から引用します。
 
 「エベレストほどもあるような大きな自尊心を持つオサマ・ビン・ラディンは、もし生きているならば、これほど長い間沈黙を保つことはできないはずだ。彼は自分が関係していないことでも自分の手柄にしていた。そんな男が9ヶ月近くも自分が生きていることを吹聴しないで沈黙しているだろうか?」
 
【まとめ】
 ●奥菜秀次の反論は、成澤宗男の主張に対する反論にはなっていない。
 
 ●オサマ・ビン・ラディンは2004年以前にすでに他界していた。
 

9.11ハイジャック機からの電話は他人が地上からかけていた

2024-08-14 10:47:47 | 陰謀論
 

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✳️陰謀【ハイジャック機から地上への自然すぎる通話。携帯電話は高空から繋がらないのに、なぜ会話記録が残っているのか。これこそ、陰謀の決定的証拠だ】
 ユナイテッド93便からの地上へ、機内の模様を伝える電話があったという。ハイジャック犯らとこれから戦うことを決意した人の「さあいくぞ(Let's Roll!)は、未亡人の著作タイトルにさえなった。しかし、通話自体の実在が疑わしい。
 
 『ルース・チェンジ』では、ほかの便から地上にかけられた通話で、客室乗務員からかけられたものは犯人の数が事実と違うし、やたらと冷静に長く話している。また、民間人のマーク・ビンガムという男性は、母親に電話したとき「お母さん、マーク・ビンガムです」という家族相手にやたらよそよそしいかけ方をしていた。(中略)
 
真相【携帯電話が高空から繋がらないのは事実。ただし、乗客たちが使用した電話は携帯電話ではない】
 『ルース・チェンジ』は、客室乗務員が地上と冷静に話すのを、この状況で冷静になぜ長く話せるのか、また、母親相手に自分の名字を名乗ったマーク・ビンガムという男性の会話も、みな“不審”と評している。彼らにとっては、自然な会話でも不自然なものでも、すべて陰謀の証拠と映るのだ。
 
 しかし、マーク・ビンガムの母は、電話の主が息子であるのは間違いないという。なぜなら、もともと彼には母親相手でも「マーク・ビンガムです」と名乗る癖があったからだ(『9.11ユナイテッド93』P207~P224)。また、「さあいくぞ!」は夫の口癖であったと、リサ・ビーマーは書いている(『レッツロール!:9.11夫からのファイナルコール』リサ・ビーマー著、中嶋典子・訳、いのちのことば、2002年8月、P152)。これらの会話が合成なら、陰謀団は当日の乗客らの口癖を事前調査でもしたが、彼らを捕らえて聞き出したか、という荒唐無稽な話になってしまう。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈音声変換装置で他人がかけていた〉】
 前の記事で、飛行中の機内から携帯電話や機内電話をかけることが不可能であることを説明しました。
 
 しかし、家族のもとに電話がかかってきたことは事実。これはいったいどういうことなのか……?
 
 答えは簡単。電話は地上から、それも他人が音声変換装置を使ってかけていたのです。
 
 これなら息子が実の母親に向かって名字を名乗るという珍妙ぶりも納得がいきます。
 
 ところで音声変換装置とはドラえもんの道具ではなく実在するもので、米ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所が、音声模写テクノロジーによって開発しました。
 
 その装置に声を10分間録音するだけで、声の高低、抑揚の癖などを完璧にコピー再現できるのです。
 
【マーク・ビンガムの母親の証言】
 また、「『マーク・ビンガムには母親に名字を名乗る癖があった』と母親が証言している」と奥菜秀次は言っていますが、ネタ元は〈9.11ユナイテッド93〉という本で、この本は〈ユナイテッド93〉という映画の原作本になっています。
 
 ほかの記事にも書きましたが、その映画は明らかにプロパガンダ映画であり、そんなものの原作本に書かれていることを「はい、そうですか」と鵜呑みにするなどとは愚の骨頂です。
 
【謎の男の声】
 電話連絡が演技である決定的な証拠が存在します。
 
 それはシャンクスビルに墜落したとされる93便のフライトアテンダント、シーシー・ライルによるものです。
 
 彼女は機内電話でフロリダの夫に「愛してるわ、あなた、グッバイ」というメッセージを半泣き声で送っているとされているのですが、メッセージが終わってから2秒後、「上出来だよ(You did great.)」という謎の男の声が聞こえたのです!
 
 9.11問題に詳しい研究家の菊川征司によると、この様子はYou Tubeで確認できるそうです。
 
【まとめ】
 ●電話は他人が音声変換装置で地上からかけていた。
 
 ●マーク・ビンガムの母親の証言は信憑性が低い。
 
 ●電話連絡が演技である決定的な証拠音声が存在する。
 

9.11テロ!「飛行中の機内からでも地上に携帯電話はつながる」の噓

2024-08-14 10:33:12 | 陰謀論
 

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✳️陰謀【ハイジャック機から地上への自然すぎる通話。携帯電話は高空から繋がらないのに、なぜ会話記録が残っているのか。これこそ、陰謀の決定的証拠だ】(中略)
 『ビートたけしの!こんなはずでは!!スペシャル』でも、番組がセスナ機から地上に携帯で電話する実験をおこない、まったく繋がらないことを証明している。(中略)
 
真相【携帯電話が高空から繋がらないのは事実。ただし、乗客たちが使用した電話は携帯電話ではない】(中略)
 報告書ではこれらの電話は「AT&Tairphone」(機内電話)からなされたとされている。「cel phone」(携帯電話)だという記載はないのだ。つまり、高空からの電話は、携帯電話ではなかったのだ。(中略)
 
 もっとも、陰謀論に反論記事を書いた『ポピュラーメカニクス』誌が携帯電話会社のクアルコムに取材したところ、当時でも3000フィート〜35000フィート(約9140メートル〜約10660メートル)までなら携帯でも通話可能で、50000フィート(約15200メートル)でも可能だという。93便は最高度でも40000フィート(約12190メートル)までしか上昇していなかったから、携帯は繫がった可能性が高い。しかし、乗客からの電話は名乗っただけで途切れることもあった。実際、93便からは携帯電話でかけていた乗客もいる。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈コンピューター科学者の検証〉】
 奥菜秀次はクアルコムの主張を根拠にしていますが、残念ながら反証となるデータがいくつかあるのです。
 
 まずは西オンタリオ大学名誉教授でコンピューター科学者のデュードニー博士。実地検証をおこなった彼はこう結論付けました。
 
 「衛星電話ならまだしも、飛行中の旅客機から一般の携帯電話をかけることはほぼ不可能です」
 
【プロジェクト・アキレス】
 次にプロジェクト・アキレス。
 
 この実験ではアメリカの代表的な携帯電話会社の端末を持ってセスナ機を使い、2003年1月、2月、4月と3回にわたって調査がおこなわれました。結果は……
 
 2100メートル以上の高度ではかかってもすぐ切れてしまい、繫がっても雑音が多すぎて会話にならない。
 
 ……というものでした。
 
【繋がる可能性は万に一つもない】
ダメ押しで言ってしまうと、セスナ機はジェット機と比べて飛行速度が遅く、機体はボーイングと違って材質が薄いので電波が通りやすいのです。
 
 それでも2100メートル以上ではすぐ切れてしまい、繫がっても雑音が多すぎて会話にならないのです。
 
 これで奥菜秀次の……
 
 「93便は最高度でも40000フィート(約12190メートル)までしか上昇していなかったから、携帯は繫がった可能性が高い」
 
 ……という話が、万に一つもないことがわかると思います。
 
【そもそも携帯電話サービスなど存在しなかった】 
 最後に奥菜秀次が本当にかわいそうになってしまう、知られざるトドメの事実を紹介したいと思います。
 
 なんと2001年9月当時、飛行中の機内から地上にかかる携帯電話サービスなど、アメリカには存在しなかったのです。
 
 携帯電話サービスが始まったのはアメリカン航空と、なんと皮肉なことにクアルコムが共同事業としてスタートさせた2004年4月からなのです。
 
 (奥菜さん、あまり気を落とさないでください)。
 
【まとめ】
 ●12190メートルの機内から携帯電話は繋がらない。
 
 ●2001年9月当時、機内から地上にかかる携帯電話サービスなどアメリカに存在しなかった。