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無し

9.11テロ!「連絡手段は携帯電話ではなく機内電話だった」の噓

2024-08-14 10:31:14 | 陰謀論
 

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✳️陰謀【ハイジャック機から地上への自然すぎる通話。携帯電話は高空から繋がらないのに、なぜ会話記録が残っているのか。これこそ、陰謀の決定的証拠だ】(中略)
 『ビートたけしの!こんなはずでは!!スペシャル』でも、番組がセスナ機から地上に携帯で電話する実験をおこない、まったく繋がらないことを証明している。(中略)
 
 「それでも、4機とも『機内にハイジャック犯がいて、操縦桿を奪った』というのは定説になっており、FBIや2004年に『報告書』を発表した『独立調査委員会』の公式見解でもある。その最大の根拠となっているのは、乗務員や乗客が『ハイジャックされた機内の模様を通報した』とされる電話の存在だ。(中略)では、06年にならなければ不可能な空からの携帯電話使用が『9.11』に可能だったのか。答えは1つだ、当時の技術水準では、機体が高度約2440メートル以上に上昇すると携帯電話の使用は不可能である。そして前述の『ハイジャック機からの携帯電話』の大半は、機体が巡航速度に達した約9140メートル以上から『発信』されている。いかにその『内容』が『報告書』やマスコミを賑わしても、そもそもが物理的に成り立つ話ではない。
 
真相【携帯電話が高空から繋がらないのは事実。ただし、乗客たちが使用した電話は携帯電話ではない】(中略)
 
 報告書ではこれらの電話は「AT&Tairphone」(機内電話)からなされたとされている。「cel phone」(携帯電話)だという記載はないのだ。つまり、高空からの電話は、携帯電話ではなかったのだ。
 
 アメリカ国内便には、クレジットカードを機器に差し込めば地上と通話できる機内電話が完備されており、これを介して乗客が通話した、というだけのことだ。『9.11ユナイテッド93』の原作も映画もこのあたりはきちっと描いてある。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈機内電話は取り外してあった〉】 
 奥菜秀次をいじめるわけではないのですが、これは1秒で論破できます。
 
 アメリカン航空所属の機長、ラルフ・コルスタッドによると、ボーイング757の機内電話は機能不全ということで、9.11の前に完全に取り外していたそうなのです。
 
 いくら「〈911報告書〉には機内電話で連絡したと書いてある!」といってもほかの記事で説明したとおり、〈911報告書〉はデタラメな内容なので、ラルフ・コルスタッドの証言に軍配を上げざるをえません。はい残念。
 
【FBIは「携帯電話の通話があった」と発表していた】
 また、奥菜秀次はまったく触れていないのですが、FBIは当初「携帯電話による通話が13通あった」と発表しているんです。
 
 しかし、アメリカ政府は「都合が悪い」と判断したのか、2006年のムサウイ裁判で前言を撤回しています。
 
 こうした点も機内電話で統一されている〈911報告書〉の胡散臭さを感じます。
 
【まとめ】
 ●ボーイング757の機内電話は、9.11の前に取り外してあった。
 

9.11テロ!「シャンクスビルに機の残骸が散らばっていた」の噓

2024-08-14 10:29:11 | 陰謀論
 

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【消えたユナイテッド93便】
 ハイジャックされた4機中、「ユナイテッド93便」のみが建物に激突せず、ペンシルバニア州シャンクスビルに墜落した。
 
 ホワイトハウス突入を目指したハイジャック犯に、乗客たちが抵抗し、その模様は機内から電話で地上の人々に伝えられた。彼らの勇気ある行動でアメリカは救われた、というのが公式説明だ。もちろん、この「実話」は映画にもなった。
 
 しかし、米政府の陰謀を主張する陰謀論者らは、この内容に納得しない。彼らは、これらすべてが捏造だと主張する。
 
✳️陰謀【航空機の墜落実験では地面は損傷し、機体の残骸が地上に残るが、93便の場合痕跡はなかった】(中略)
 
 成澤氏も「はじめに」で紹介した集会で、当日に配布した自作のチラシ「『9.11』をいかに理解するか」でこう断言していた。
 
 「ユナイテッド航空93便が墜落したという証拠はない。墜落したとされる穴からはエンジンが出てきたとする写真はあるが、現場の目撃者は胴体・主翼を含めいかなる残骸も目撃していない」
 
 フルフォード氏は著作に「墜落したにもかかわらず、現場に痕跡なし」という衝撃的な写真も掲載していた。
 
真相【93便の墜落現場に機の残骸は大量に散らばっていた】(中略)
 成澤氏は「現場の目撃者は胴体・主翼を含めいかなる残骸も目撃していない」と主張するが、これは事実と異なる。墜落現場付近では、座席の一部や機の部品や配線が目撃され、掘り返すと機の窓部分周辺の残骸、乗客の身分証明書、遺体の断片、ブラックボックスも発見された。現場を空中から撮影した写真には、機の形をした穴が写っている。ムサウイ裁判において、これら写真が多く公開された。
 
 このように、93便が墜落した物的証拠はほぼ完璧に揃っているのだ。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈シャンクスビルの墜落現場に駆け付けた人たちの証言〉】
 奥菜秀次は目撃証言やムサウイ裁判で公開された写真を根拠に「シャンクスビルの墜落現場には機の残骸がたくさんあったのだ」と主張していますが、シャンクスビルの墜落現場に駆け付けたレポーターや救助隊の証言にこのようなものがあるのです。
 
 ●ホーマー・バロン「飛行機の墜落現場のようには見えなかったよ。だって飛行機らしきものはなにもなくて、山のようになった炭があっただけだから」(ピッツバーグ・ポストガゼット)
 
 ●ニーナ・レンズバウアー「炭以外のなにもそこにはなかったわ」(ピッツバーグ・ポストガゼット)
 
 ●クリス・コニッキ「そこに飛行機が墜落したとわかるようなものはなにもなかったよ」(FOXニュース)
 
 ●フランク・モナコ(州警察キャプテン)「現場は小さな瓦礫以外なにもないゴミの山のように見えた」(ピッツバーグ・ポストガゼット) 
 
 ●ライル・ズピンガ(州警察の一部門長)「墜落現場は、紙が飛び散りバラバラになった細かい金属のゴミ集積場のように見えた」(ピッツバーグライブ)
 
 ●アーニー・スタル(シャンクスビル市長)「墜落のあと瓦礫の中に横たわっていた1個のエンジンを除いて、飛行機の残骸はほとんどなにも残っていなかった」(ダー・シュピーゲル)
 
 これで奥菜秀次の主張が、牽強付会にすぎないことがわかってもらえたと思います。
 
【なぜか地中深くから発見されたブラックボックス】
 また、「機の残骸は現場に大量に散らばっていた」などと言っていますが、これは明らかな嘘です。
 
 現場から発見されたのは2個のジェットエンジン、2個のレコーダー(ブラックボックス)、そして胴体のわずかな残骸、これだけです。
 
 しかも不可解なことに、一番重いはずのエンジンが事故当日地表で発見されたのに対し、わずか5キログラムほどの片手で持てるレコーダーが、2つとも13日以降に地中深くから別々の場所で発見されたのです。
 
【奥菜秀次も認めている】
 これは……
 
 「掘り返すと機の窓部分周辺の残骸、乗客の身分証明書、遺体の断片、ブラックボックスも発見された」  
 
 ……という文でわかるとおり、奥菜秀次も認めている事実です。
 
 なぜ非常に重いエンジンが地表で発見され、なぜ非常に軽いレコーダー(ブラックボックス)が地中深くで発見されたのでしょうか?
 
 ぜひともこの謎もデバンキングしていただきたいです。
 
【まとめ】
 ●シャンクスビルの墜落現場に「なにもなかった」と証言する人が多く存在する。
 
 ●なぜか非常に重いエンジンが地表で発見され、なぜか非常に軽いレコーダー(ブラックボックス)が地中で発見された。
 

どうでもいい9.11ペンタゴン陰謀論しかとりあげない奥菜秀次

2024-08-14 10:27:08 | 陰謀論
 

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【どうでもいい9.11ペンタゴン陰謀論】
 ここまで読んできた人なら、奥菜秀次の9.11ペンタゴン陰謀論のデバンキングの数々が、まったく話にならないカスみたいなものであることがわかったと思います。
 
 実は奥菜秀次はほかにも……
 
 陰謀【ペンタゴン消火作業の写真には、突入したのが航空機ではない証拠が写っていた】──真相【ペンタゴン消火作業の写真には、突入したのが航空機ではない証拠が写っていたと、陰謀論サイトが伝えた】
 
 だの……
 
 陰謀【ペンタゴンで残骸を回収する際、青いビニールの被いで隠されて運ばれたものがあった。なにを隠していたのか?】──真相【ペンタゴンで残骸を回収する際に、テントの青いビニールが運び込まれた】
 
 だの……
 
 陰謀【建物の突入部分の窓が割れていない】──真相【理由を知っているくせに説明しないだけ】
 
 だの……
 
 陰謀【ペンタゴンの衝突部分の損傷がおかしい】──真相【あまりにも単純なトリック】
 
 だの……
 
 陰謀【機が地面をこすったのに、地面に穴が開いていない】──真相【機が地面をこすっていないから、地面に穴が開くはずがない】
 
 だの、非常にくだらない、非常につまらない、どうでもいいような9.11ペンタゴン陰謀論とデバンキングを10数ページにもわたって繰り広げています。もはや笑えるものがあります。
 
 これはツインタワー陰謀論にも、WTC7陰謀論にも、シャンクスビル陰謀論にも同じことが言えるのですが、ペンタゴン陰謀論が事実であることを証明する、ほぼ100%の決定的な根拠が多くあるのです。
 
【機能しなかった対ミサイル迎撃システム】
 1つ目。ペンタゴンは5つの極めて高性能な対ミサイル迎撃システムで保護されており、ペンタゴンに近づこうとするミサイルを破壊するように設計されています。
 
 そのためミサイルは通常、通過することはできず、ましてや巨大なボーイング757が通過することなど不可能なのです。
 
 それだというのに、対ミサイル迎撃システムが、なぜか2001年9月11日だけ機能しなかったのです……。
 
【なぜ西棟を狙ったのか?】
 2つ目。ボーイング757をハイジャックしたテロリストは、なぜボーイング757を西棟に当てたのだ?というもの。
 
 テロの目的が1人でも多くのペンタゴン職員を殺すことなら、ペンタゴンの屋根に突っ込んだほうが遥かに効果的です。さらに難易度も低い。
 
 ペンタゴンの屋根の面積は29エーカーもあり、外すようなことは考えられません。それだというのに、なぜ高さわずか24メートルのペンタゴンの正面の1つを狙う必要があるのでしょうか?
 
 ちなみにペンタゴンのテロで高官は1人も死なず、犠牲者の大半が民間人だったそうです。
 
 殺害の主なターゲットはトップ高官だったはずであり、これでは最大どころか最少のダメージしか与えられない箇所をわざわざ狙ったことになります……。
 
【公開されない監視カメラ映像】
 3つ目。ペンタゴン内やその周辺には84台もの監視カメラがあったのですが、カメラの映像はテロの数分後にFBIに押収されてしまったのです。
 
 映像が公開されたのはなんとテロから半年も経ったあとで、それも静止画像がわずか5枚公開されただけでした。
 
 挙句の果てにその画像には、肝心のボーイング757が映っていなかったのです……。
 
 私はこれらの「明らかに不自然な点」を、奥菜秀次はどのようにデバンキングするのか楽しみに〈陰謀論の罠〉を読んだのですが、〈陰謀論の罠〉には前述の3つについては一文字も触れられていませんでした……。
 
【まとめ】
 ●奥菜秀次は重要な9.11ペンタゴン陰謀論をオミットし、重要でない9.11ペンタゴン陰謀論ばかりを論破して、「陰謀否定派の勝利」という印象操作をおこなっている。
 

「9.11の航空機は本当にテロリストが操縦していた」の噓

2024-08-14 10:25:06 | 陰謀論
 

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✳️陰謀【テロリストたちは事前準備として、民間航空学校に通っていたが、英語も話せない者もいた。操縦技術は落ちこぼれで、テロ機のような飛行ができるはずもない】
 
 ハイジャックされた4機のうち3機は、見事に目標に命中した。だが、機を操縦したとされるハイジャック犯らは、事前にアメリカの各航空学校で操縦訓練を受けたが、テロ前月ですら、セスナ機の借用許可が下りない、航空学校は何度も変わった、成績が悪くなかなか卒業できないなど、操縦技術に長けていたとはお世辞にも言えない。
 
 『ルース・チェンジ』では、ペンタゴンに突っ込んだ機のパイロットのハニ・ハンジュルを「9.11の1ヶ月前メリーランド州ボーイにあるフリーウェイ空港に現れ小型の単発セスナを借りようとしたが8月第2週のテストで制御と着陸に落第した」と紹介し、飛行学校の教官のインタビューを引用している。(中略)
 
 「とても静かな男で、操縦技能は平均点、というか平均以下、英語もへたくそ、そんな感じがみんなの一致した印象です。そのときはごく穏やかな男に見えました」
 
 本当に彼らが操縦していたのだろうか?
 
真相【テロリストたちは事前準備として、民間航空学校に通っていたが、英語も話せない者もいた。操縦技術は落ちこぼれであったので、補修も受けていた。テロ機が危うい飛行をしていた事実はパイロットが拙い操縦をする人物であったことを示している。当日の好天候も彼らを助け、目標が巨大で近くに目印もあり、GPSの助けを借り突撃に成功した】
 
 フルフォード氏は、「アタもアルシェフリもフロリダの航空学校で訓練を受けていたが、成績が悪くなかなか卒業できなかった」と指摘していたが、じつは、2人とも2000年12月半ばに民間機の操縦テストに合格して航空免許を取得、次いで大型ジェット機のシュミレーター訓練に入り、年末には大型機のシミュレーティングフライトに入っている(『911報告書』P227)。
 
 『ルース・チェンジ』では酷評されている感のあるハニ・ハンジュルだが、彼は操縦がへたなので、それこそ何度も訓練を受け直し、最終的には「英語はうまいとは言えないが、ごく平均点なパイロット」になっていた。彼は、故国では「自家用と事業用と計器飛行の証明書を持って」いたので腕を上げたというより、カンを取り戻したのかもしれない。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈911報告書は信用できない〉】
 ほかの記事でも書いたことですが、〈911報告書〉は信用できません。
 
 よって「アタとアルシェフリは大型機のシミュレーティングフライトに入っている」という話は嘘だと思われます。
 
【ハンジュールは劣等生】
 次にペンタゴンに突っ込んだとされるハンジュール。
 
 奥菜秀次はハンジュールのことを「ごく平均的なパイロットになっていた」などと言っていますが、CBS ニュースが報道した情報に次のようなものがあるんです。 
 
 ハニ・ハンジュールがアメリカン航空のジェット機をペンタゴンに激突させたと信じられる何ヶ月も前に、アリゾナ航空学校の経営者たちは、彼についてFAA(連邦航空庁)に5回も報告している。彼について報告したのは、テロリストではないかと恐れたのではなく、彼の英語力と操縦技術があまりにひどいからである。……ハンジュールはパイロット免許を保持するべきではない、と彼らは思っていた。「あの程度の技能で商業的ライセンスが取得できたとは信じられない」とアリゾナ航空学校の経営者であるペギー・シェヴレットは言う。
 
【下降スパイラル飛行】
 仮にハンジュールが「ごく平均的なパイロット」になっていたとしても不自然な点が残ります。
 
 ペンタゴンの西棟に航空機が激突した事件は「下降スパイラル飛行」というものによってのみ可能で、ウエストポイント陸軍士官学校で軍事科学を教えていたスタン・ゴフによると、高度な技術を要する非常に難しいものだそうです。
 
 スタン・ゴフは次のように公式説明しています。
 
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 彼らが我々に信じさせようというパイロットはフロリダのパイパーカブとセスナの軽飛行機操縦学校で訓練を受け、よくコントロールされた下降スパイラル飛行をおこない、最後の7000フィート(2134メートル)は2分半で降下して、ペンタゴンから道路の向かい側にわたしてある電線を切って、ピンポイントの正確さでビルの側面に時速460海里で激突した。……このような高度な飛行を軽飛行機操縦学校で身につけたという説が根拠を失ってくると、彼らは飛行シミュレータでさらなる訓練を受けたという説明が加わった。これはラッシュアワーのインターステート40のような高速道路で10代の娘が初めてドライブするために、ビデオのドライブゲームを買って準備させるようなものだ。
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 ……奥菜秀次は「GPSの力を借りれば経験の浅いパイロットでも可能だ」と言っているのですが、巨大なツインタワーに激突するだけならまだしも、ペンタゴンの西棟に下降スパイラル飛行で激突するのはさすがに無理があると思うのですが……。
 
【まとめ】
 ●ハニ・ハンジュールの能力の低さは、アリゾナ航空学校でも有名だった。
 
 ●仮にハニ・ハンジュールが平均的なパイロットだったとしても、下降スパイラル飛行でペンタゴンの西棟に激突する技術があったとは思えない。
 

「9.11陰謀論者は検死官ミラーの言葉を歪曲している」の噓

2024-08-14 10:21:50 | 陰謀論
 

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【消えたユナイテッド93便】
 ハイジャックされた4機中、「ユナイテッド93便」のみが建物に激突せず、ペンシルバニア州シャンクスビルに墜落した。
 
 ホワイトハウス突入を目指したハイジャック犯に、乗客たちが抵抗し、その模様は機内から電話で地上の人々に伝えられた。彼らの勇気ある行動でアメリカは救われた、というのが公式説明だ。もちろん、この「実話」は映画にもなった。
 
 しかし、米政府の陰謀を主張する陰謀論者らは、この内容に納得しない。彼らは、これらすべてが捏造だと主張する。
 
✳️陰謀【ユナイテッド93便の墜落現場には、機の胴体も主翼もなく、検死官は『一滴の血も見ていない』と証言した】
 
真相【93便の墜落現場に機の残骸は大量に散らばっていた。寸断された遺体のDNA鑑定をした検死官は『一滴の血も見ていない』と証言した】
 
 まずは、93便のハイジャックから墜落までを扱い、映画にもなった『ユナイテッド93』の原作本(中略)から、わかりやすい部分を引用する。
 
 「遺族の中には発見された遺体についてかなり詳しく知りたがった人たちもいた。93便はすさまじい勢いで激突している。全長約45メートルの旅客機が時速575マイル(925キロメートル)で地面に突っ込み、くしゃくしゃに潰れた機体は地中約10メートルまでのめり込んでいた(中略)」
 
 ミラーの説明によると、44名の乗員乗客の総重量は3400キロあった。だが回収された遺体は手足や指が、腱や靭帯、皮膚の一部、結合組織、骨の破片、胴体の一部、顔の表皮、飛び散った歯などと一塊になって回収されただけだったからだ。回収された遺体の60%は身元が確認できなかった。十数名の乗員乗客は指紋や歯科治療の記録から身元が判明した。
 
 残りの26名の身元はヘアブラシや歯ブラシ、近親者の血液から採取したDNA サンプルとの一致で確認された。4人のハイジャック犯のDNA分析もおこなわれたが、名前は特定されていない。外傷が激しいため、各人の死因は『断片化』と記されている。7名の乗員と33名の乗客は他殺と断定され、ハイジャック犯4名は自殺と断定された。
 
 『最初に現場に駆けつけた日でさえ、一滴の血も見ていないんです』とミラーは証言する」
 
 もうおわかりと思うが、陰謀論者は、これら現場の実情を表現した検死官のミラーの最後のセリフ「一滴の血も見ていないんです」だけを引用し、あたかも機の痕跡がなかったのごとく見せかけたにすぎない。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈ピッツバーグライブとワシントンポストに載ったウォレス・ミラーの証言〉】
 奥菜秀次はまったく触れていないのですが、ピッツバーグライブとワシントンポストに載ったウォレス・ミラーの証言に次のようなものがあるのです。
 
 「小さな窪地は、あたかも誰かがゴミトラックを持ってきて、3メートルの溝を掘ってからそこにトラックの荷台のゴミを放り込んだようだった。現場にはまったく死体が見当たらず、あたかも激突直前に飛行機が停止して、旅客を降ろしたかのようだった。もっとも気味の悪いことは、現場で一滴の血も見なかったことだ」
 
 おわかりのとおり、奥菜秀次が紹介した証言とはまったく異なります。
 
 奥菜秀次が紹介した証言のネタ元は、映画〈ユナイテッド93〉の原作本です。
 
 この映画は明らかに「9.11に陰謀などないんだよ」とアメリカ国民に思い込ませるためのプロパガンダ映画であり、そんなものの原作本に載っている証言と、ピッツバーグライブとワシントンポストに載った証言、どちらが信用できるかは言うまでもないでしょう。
 
【まとめ】
 ●奥菜秀次はピッツバーグライブとワシントンポストに載ったウォレス・ミラーの証言を無視している。
 
 ●〈ユナイテッド93〉は明らかにプロパガンダ映画である。