✳️陰謀【機とペンタゴンに開いた穴が合わない】【機の残骸がない】(中略)
彼(筆者註:〈9.11ボーイングを捜せ〉の製作者、デーブ・ヴォンクライスト)は、ボーイングの大きさとペンタゴンの写真を比較しながら、機と壁の穴が合わないと主張し、さらに「この写真では、私たちが見ているものとまったく同じものを見て、驚いている見物人が写っています」と説く。そして、彼は壁に開いた穴を横4.2〜4.8メートルと推定し、翼を含め横38メートル・尾翼を含め縦13.5メートルのボーイングが突っ込んでこんなに小さな穴しかできないのはおかしいと言うのだ。
真相【ペンタゴンに開いた穴はボーイングの形通りだった】【機の残骸はそこらじゅうに散らばっていた】
ペンタゴンの損傷、機の突入時を再現した報告書である、アメリカ土木工学会発行の『ペンタゴン・レポート』は、穴を横約27メートルとしている。
『ボーイングを捜せ』の推定とどちらが正しいのだろうか?
ヴォンクライスト氏が推定に使った写真は、炎と煙、消火剤で穴部分が確認しにくい。『ペンタゴン・レポート』には、激突部分を左斜めと正面から写した2枚の写真が掲載されている。正面から写した写真は激突部分の左が切れて写っているが、斜め左からの写真と合わせると、われわれでも崩れた範囲が判別できる。また、損傷した支柱の間を計っても算出できる。
そうやってみると、『ペンタゴン・レポート』のほうが正しいように思える。DVDは、写真にある建物の内部の火災が見えるほどの大きな穴の部分を、カメラワークであまりよく見せないように工夫し、中央部分を左辺であるように見せかけ、穴を強引に小さく算出しているからだ。また、DVD中の解説図では、機がほぼ直角に突入したようなシミュレートをしていたが、実際には、約45度から激突したので、穴の大きさは機体通りにはならなかった。穴の大きさがよくわかる写真は、数多くあるのだ。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
✔️【逆デバンキング〈ペンタゴンに開いた穴は横27メートルもない〉】
奥菜秀次はまったく触れていないのですが、実はデーブ・ヴォンクライストの「横4.2〜4.8メートル」という推定を裏付ける決定的な写真が存在するんです。
それはAP通信のトム・ホランという人物が消防車が到着した直後に撮ったもので、穴の大きさは直径4.6〜5.5メートル、デーブ・ヴォンクライストの推定とほぼ同じです。
ちなみにトム・ホランがそのとき撮ったほかの写真が、〈ペンタゲート〉や〈9月11日 大きな嘘〉といった9.11陰謀本の表紙に使われています。
【トム・ホランの写真vs〈ペンタゴン・レポート〉】
さて、トム・ホランの写真と〈ペンタゴン・レポート〉の報告、どちらが信用できるかという問題になってきますが、「トム・ホランの写真のほうが信用できる」と言わざるをえません。
それはなぜか?
ほかの記事にも書いたことなのですが、〈ペンタゴン・レポート〉と並ぶ9.11の3大報告書の1つである〈911調査委員会最終報告書〉が嘘だらけであることが内部告発で明らかになっているからです。
つまり、〈911調査委員会最終報告書〉が信用できないものなのですから、〈ペンタゴン・レポート〉も信用できない──というわけです。
【まとめ】
●ペンタゴンに開いた穴は4〜5メートルの穴だった。
●〈ペンタゴン・レポート〉の報告は信用できない。
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