【暗号の歴史】
一般の人は暗号というものに縁がないのでピンと来ないと思いますが、実は人類の歴史というのは「暗号の歴史」と言っても過言ではないのです。
メソポタミアの遺跡からはアクロスティック式と呼ばれる暗号が組み込まれた古文書が見つかっており、メソポタミア文明の後期を担ったアッシリアの時代には、数字暗号システムというものが用いられました。
さらに数字暗号システムはギリシャに受け継がれ、ゲマトリアへと発展していきます。
また、日本のいろは歌にも暗号が隠されていることは有名な話です。
【太古から続く聖書の暗号研究】
このように、暗号とは文明の発祥とともにあり、ほかの記事で紹介したリップスやヴァイスマンデルよりはるか大昔から、ユダヤ教のラビたちは聖書の暗号の研究を盛んにおこなってきたのです。
よって「聖書には暗号が隠されている!」という発想は全然突飛な発想でもなんでもなく、むしろ当たり前のことにすぎないのです。
こう考えると否定派の「〈白鯨〉からも暗号が見つかったぞ!」といった反論が、非常に幼稚な反論であることがわかると思います。
【皆神龍太郎こそ……】
ところで皆神龍太郎はマイケル・ドロズニンに対して「もうちょっと考えてからモノを言うべきだった」と揶揄していますが、そういう皆神龍太郎こそがもうちょっと考えてからモノを言うべきでしたね(笑)。
【まとめ】
●聖書の暗号研究は太古から続けられている。
●否定派の反論は稚拙で浅薄。
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