✳️【複雑なレーニンの出自】
レーニンに関しては、「4分の1ユダヤ人だった」と言われることがあります。
たしかにウラジミール・レーニンの母マリア・アレクサンドロブナ・ブランクにはユダヤ人の血が入っています。マリアの父(レーニンの母方の祖父)アレクサンドル・ブランクは、一般に、ウクライナ生まれのユダヤ人で、ロシア正教に改宗した人物といわれていますが、エカテリーナ2世の時代にドイツから来た入植者の子孫とする説もあります。また、マリアの母アンナは、ドイツ人とスウェーデン人の両親から生まれ、ルター派でした。
一方、ウラジミールの父イリヤ・ニコラエヴィチ・ウリヤノフはチュヴァシ系解放農奴の父親とカルムイク人(ロシアに移住したテュルク人の末裔)の母親から生まれました。
マリアとイリヤが結婚して、ウラジミールが生まれます。そのため、ロシア帝国の法的な解釈によれば、彼は「モルドヴィン人(モルドヴァ人)、カルムイク人(中央アジア系)、ユダヤ人、バルトドイツ人、スウェーデン人による混血」です。
多種多様な民族が複雑に交じり合っていて、一言で表現するなら「ロシア帝国人」としか言いようがありません。しかも、ユダヤ人であった祖父もロシア正教に改宗しているのですから、宗教的には「4分の1」以下です。
こんな薄いユダヤ人なのに、レーニンに関して、ドイツ人でもモルドヴァ人でもなく「ユダヤ人」としてのルーツだけが強調されてしまうのは、なんでもかんでもユダヤに結び付けたがる陰謀論者のこじつけというものでしょう。 内藤陽介〈みんな大好き陰謀論〉より
✔️【真相〈レーニンはロスチャイルド(ユダヤ)の手先だった〉】
当時、スイスに住んでいたレーニンをロシアに送り込んだのは、あのFRBを創設したポール・ウォーバーグの兄マックス・ウォーバーグで、レーニンに革命の資金を援助していたのがジェイコブ・シフなのです。
モルガンにも同じことが言えますが、仮にレーニンがユダヤ人でなかったとしても、レーニンがロスチャイルド(ユダヤ)の手先であったことはたしかなことなのです。
最後に、レーニンの知られざる言葉を紹介します。
「この国は我々が望むようには機能していない。車は望まれた方向には動かない。車は別の力の望むように動いている」
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