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なぜなら、わずか36光年先の惑星に異星人が住んでいるからだ。
メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。
クラウディア──オカルト好きのハーフの美女。
クラウディア 懐疑論者でもあるタレントの松尾貴史さんは『松尾貴史の笑う超常現象・都市伝説』という本の中で次のようなことを言っているわ。
地球外の知的生命体のすむ星の数を計算してくれた親切な物理学者は意外と多い。星の数ほどいるだろう。「ゼロから8万個」という人もいれば、「20万個」という人もいる。生化学者でSF作家のアイザック・アジモフ博士は銀河系内で「21個」と見積もった。
天文学者のフランク・ドレイク博士は、カール・セーガン博士とともに、「銀河系内の知的文明の数を計算する式」というものを考えた。いわゆるドレイク方程式、ドレイクの公式と呼ばれているものだ。すなわち、「毎年誕生する恒星の数×惑星を持つ恒星の割合×生命の発生に適した惑星の割合×その惑星の中で生命が発生し得る割合×知的生命が発生し得る割合×高度文明になる割合×その文明の寿命=銀河系内知的文明数」だという。
いずれにせよ、すぐ隣の知的文明星までは、何百光年から何万光年の距離、ということになるようだ。光の速さで飛んで何百年も何万年もかかる。滅茶苦茶に進んだ文明を持っている知的生命がいて、光の十分の一までスピードを出せる乗り物を持っていたとしても、誰が好きこのんで、自分達の最高技術を駆使して、何千年も何万年もかけて、彼らにしてみれば「未開の地球人」などに会いにくるものか。(中略)
2000年の暮れのまさに世紀末、NHKのテレビ番組で、宇宙人の存在を考える時に必ずといっていいほど引用されている「ドレイクの公式」で知られる天文学者のフランク・ドレイク博士(SETIプロジェクトの協力者)と、彼が扮した宇宙人を科学者役の私が出迎えるというコントを共演させていただいた。茶目っ気とユーモアのセンスに秀でた彼の姿も、「ロマンがない」「ガチガチの科学万能主義」とはかけ離れた、少年のような想像力を持った人として私に映った。
メシア フランク・ドレイク博士が考えたドレイクの公式は、懐疑論者やUFO/異星人否定派の伝家の宝刀であり、黄門様の印籠のような感じになっている。
クラウディア で……ドレイクの公式って、本当に正しいものなの?
メシア 世界中の懐疑論者とUFO/異星人否定派には申し訳ないんだけど、まったくのデタラメと言わざるをえない。
クラウディア デタラメ!?
メシア うん。根拠を2つあげる。
1つ目の根拠。ドレイクの公式を作り上げるのに、カール・セーガンが協力しているから。
クラウディア カール・セーガンといえば……。
メシア そう。カバールのエージェント集団、CSIの主要メンバーだ。
そんな人間が協力したという時点で、ドレイクの公式はもうデタラメと言わざるをえない。
クラウディア 松尾貴史さん、かわいそう……。
メシア 2つ目の根拠。
私が史上最高のUFOコンタクティーだと思っている人物、エレナ・ダナーン。
彼女によると地球の太陽系から36光年離れた牛飼座にオホラという惑星があり、そこにアークトゥルス人という異星人が住んでいるそうなんだ。
クラウディア アークトゥルス人!?
メシア 松尾さんは「何万光年も離れたところから何万年もかけて異星人が地球に来るものか!」とか言ってるけど、何万光年どころか、たった36光年先の惑星に異星人がいるんだよ。
クラウディア そうなんだ。
メシア 「そんなアホな話、信じられるか!」という声が聞こえてきそうだけど、相手がエレナさんの場合、そのような反論は通用しない。
クラウディア うん、そうね。
メシア エレナさんの話が戯言と言うなら、エレナさんのUFOコンタクティーとしての信憑性を打ち砕く必要がある。
挑戦者を待っている。
クラウディア ドレイクの公式は嘘だったのね。スッキリした。
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