【Qアノン】
ドナルド・トランプの名前を知らない人間は、今や地球上にいないと思われます。
そんなトランプを支持し、支える勢力に「Qアノン」と呼ばれる人たちがいるのです。
Qアノンは日本のメディアでもとりあげられたことがあるので、聞いたことがある人は多くいると思います。
【Qクリアランス】
Qアノンとはもともと2017年10月に「Q」を名乗る謎の人物が、アメリカの匿名掲示板に現れたことから始まります。
投稿によるとQは「米エネルギー庁のQクリアランス」を持っているそうです。
米エネルギー庁のQクリアランス──これがどれほどすごいものなのか?
たとえばペンタゴンには機密情報へのアクセス権限のランクがあり、下から順に「コンフィデンシャル」「シークレット」「トップシークレット」となっています。
米エネルギー庁のランクにはそのさらに上に「Qクリアランス」というものがあり、それを持つ者はあらゆる超高水準の機密情報にアクセスできる権限を有するとされているのです。
【サウジ政変】
しかし、ただ「自分はQクリアランスを持っている」と言ったところで説得力はなく相手にはされません。
そんなある日、ついに事件が起きることになります。2017年11月3日、Qが次のような投稿をしたのです。
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過去にどのような発言がされたのか?
ソロスの180億ドルはどこにいったのか?
それは悪辣なアクターによって遣われたのか?(逃亡、賄賂、悪者の契約者)
裏金?
アメリカ政府は実行を阻むか、またはそうなるリスクのある不正資金を没収、停止、追跡したのか?
なぜJKはSAに行ったのか?
巨額の献金はどこから来たのか?
どうして、これらの情報は関連があるのか?
SAについてほかのなにが関連しているのか?
安全な港なのか?
移転のための拠点なのか?
JKと大統領への組織的中傷は、なぜおこなわれたのか?
なぜ、タイミングは重要なのか?
誰が記事を出したのか?
魔女と悪魔の委員会を敗北させることはできない
ここからはよい眺めだ Q
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この投稿の翌日の11月4日、サウジアラビアのサルマン皇太子が250人以上の王族や政府高官を逮捕する「サウジ政変」が起きたのです!
ちなみに「SA」は「サウジアラビア」のことで、「JK」はトランプの娘イバンカの夫、ジャレッド・クシュナーのことだとされています。
実はクシュナーは当時サウジアラビアを訪問しており、サウジ政変を陰から支援していたといわれています。
【キーワード】
やがてQは「Qアノン(匿名)」と呼ばれるようになり、閲覧者たちの注目を集め、「Qアノンはトランプ政権内から情報をリークしている人物ではないのか?」と噂されるようになっていきました。
そんなある日、1人の投稿者がトランプ政権内の人間である証拠として「トランプに『ワンダフル・デイ』というキーワードを次のツイートに入れるように依頼してくれ」と頼んだのです。2017年11月20日のことです。
そして翌日の11月21日のことです。トランプのツイートに「ワンダフル」と「デイズ」というキーワードが入っていたのです。
さらに2018年1月29日、別の投稿者が「ティップトップというキーワードを入れてくれ」と依頼しました。
そして今回は翌日ではなかったものの、トランプは2ヶ月半後の演説で「ティップトップ・シェイプ(最高の形)」というキーワードを使ったのです。
ちなみに同様のケースは20個ほどあり、こうした経緯を経て「どうやらQアノンは本当にQクリアランスを持っていて、トランプ政権内の人物らしい」と閲覧者は確信を深めていきました。
【まとめ】
●Qアノンはトップシークレット以上のQクリアランスを持っている。
●Qアノンとトランプがつながっている証拠が多数存在する。
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