✳️【ウォーバーグのバックアップで大統領になったウッドロー・ウィルソン】
1910年、ロードアイランド州選出の共和党上院議員、ネルソン・オルドリッチは、中央銀行実現の具体的なプランを練るべく、ジョージア州の大西洋に面した、モルガン所有のリゾート地、ジキル島で秘密会議を招集します。(中略)
こうして、オルドリッチは1910年の議会に連邦準備制度法案を提出しましたが、当時の野党民主党はオルドリッチ法案に激しく抵抗します。審議が長引く中、同年の中間選挙で共和党は議席を減らして少数派に転落してしまいました。
ここで諦めてはすべて水の泡となるため、ウォーバーグは、シフとともに、1912年の大統領選挙で連邦準備制度に協力的な候補として、民主党のウッドロウ・ウィルソンに白羽の矢を立てます。「とにかく連邦準備制度理事会を通してくれ。そうすれば資金は出す」と、クーン・ローブ商会として彼を全面的にバックアップしました。
彼らの協力を得たウィルソンは大統領選挙に勝利し、翌1913年3月4日、正式にアメリカ大統領に就任します。
ウィルソンはスポンサーとの約束を守りました。新政権の発足後ほどなくして、ウォーバーグの悲願であった連邦準備法が成立します。これが、現在まで続くFRBの成り立ちです。 内藤陽介〈みんな大好き陰謀論〉より
✔️【真相〈ウィルソンは大統領になったことを後悔していた〉】
ウッドロー・ウィルソンの大統領在任中の言葉にこういうものがあります。
「私は最も不幸な人間だ。私はうっかりこの国をダメにしてしまった。この偉大な産業国家は今、金融制度に支配されてしまった」
この事実を無視しているので、内藤陽介の主張がただの我田引水に過ぎないことがわかっていただけると思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます