【ダイアナ元妃の予言】
それでは、ダイアナ元妃の死を予言したと言われている方はどうだろうか。これも表紙の以下の部分が予言になっているという。
イギリスのダイアナ元妃(正しいスペルはDiana)が亡くなったのは1997年8月31日。
表紙には、「1992年8月31日に見た夢 ダイアナ?」という文字のほかに、赤ちゃんを抱く女性の絵と「DIANNA」という文字が書かれている。
そこから「ダイアナ」と「8月31日」が合っているので、彼女の死を予言していたものとみなせるという。
だが、またまた待ってほしい。5年もずれているのはOKなのだろうか? そもそも死を連想する部分が皆無なのだが、それもOKなのだろうか?
もしこれが許されるならば、ダイアナに関係する出来事が8月か9月に起きれば、当たりとしてこじつけられてしまう。
たとえば、1997年当時はダイアナの再婚問題が大きな注目を集めていた。もし彼女が8月か9月に再婚していたら?
ほかにも再婚後に3人目の子どもを産んでいたらどうだろう。子どもを抱いている絵は、まさにこの出来事を示していたのだ、と騒がれたのは目に見えている。
要するに解釈の幅が広ければ、その人物にまつわる出来事をいろいろ関連づけることができてしまうのである。
作者のたつき諒氏は『私が見た未来』完全版にて、このときの夢ではダイアナが亡くなるというイメージはまったくなかったと書いている。 ウェブサイト〈超常現象の謎解き〉より
✔️【逆デバンキング〈「5年のずれ」など重要ではない〉】
まず「5年のずれ」なのですが、ほかの記事で説明した「5回3失点」の考え方でいけば、5年のずれなどほとんど問題にはならないでしょう。
重要なのは……
「ダイアナ妃の身に8月31日になんらかの事件が起きる」
……という夢を見た人間が、世界に何人いたのか?という点です。
そのような人間は私の知る限り、たつき諒以外にいません。
こうした点を評価しないとフェアとは言えないと思います。
【無意識のイメージ】
また……
「作者のたつき諒氏は『私が見た未来』完全版にて、このときの夢ではダイアナが亡くなるというイメージはまったくなかったと書いている」
……という意見なのですが、ほかの記事で紹介した「スマホの予知絵」の例でわかるように、たつき諒は予知を無意識におこなうことがあります。
たとえダイアナ妃が亡くなるイメージを意識できなかったとしても、無意識下ではダイアナ妃が亡くなるイメージを抱いていた可能性はあると思います。
【まとめ】
●「ダイアナ」と「8月31日」というワードを予知しただけでもすごい。
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