*** june typhoon tokyo ***

Couch Potato Zoku

■ DVD一気観賞

 ラファエル・サディークのライヴDVDと安室奈美恵のツアー“BEST FICTION”のDVDが届いたので、カウチポテト(死語)とシャレ込んでみた……というか、カウチポテトって本来は、経済的に豊かなヤツがダラダラとソファから動かずに、ときおりポテトを、ときおりリモコンに手を伸ばしてTV(ヴィデオ)観賞するっていう贅沢と怠惰の極みを意味するから、豊かでもなく、ソファもなければ、ポテトも買ってなかった自分にとっては、カウチポテトとはかけ離れているんですが。

Raphael_saadiq_live_dvd_2 さて、まずはラファエル・サディークのDVD。
先日の6月末から7月1日にかけて行なわれたブルーノート来日公演と似たような、新作『ザ・ウェイ・アイ・シー・イット』(THE WAY I SEE IT)を中心としたセットで、その時のように多くのメンバーがスーツで決めている。輸入盤なのでたまに挟まれるインタビューも字幕などなく普通に英語なのだが、長くないので気にならない。ラファエルの音楽に対する真摯な態度というか、音楽を大切にしているな、ということが感じられるオールドスクール然としたスタイリッシュなライヴ。ブルーノート公演では演奏した「ネヴァー・ギヴ・ユー・アップ」がセットになかったり(でも、ルーシー・パール「ダンス・トゥナイト」はあったりする)やら、多少最初の方は観客のノリがイマイチのような気もするけど、そこはアメリカ人なら初っ端からノリノリが当然だろうという自分の勝手な思い込みの強さが影響しているのかも。(苦笑) バック・ヴォーカルのエリカ嬢も同じように弾けているのがイイ。(笑)
 
 

Amuro_namie_best_fiction_dvd 続いて、安室ちゃん。アムラー、アムりたい、安室る、安室れば、安室う! (バカ)
 台湾公演の模様を映像化したものだが、セット・リストや構成は日本のツアーのものとほぼ同じ。自分はまだ「Dr.」「WILD」のシングルがリストに組み込まれる前の代々木での公演に行ったのだが、こちらはその2曲も入ってます。ほとんどMCがなく、“フィクション”の世界をラストまで演じきるステージングも同様。
 強く印象に残ったのは、左目ウィンクをここぞってタイミングで決めるシーンが多かったんだけど、実にこれがナチュラルというか、いっぺんに安室ワールドに引き込む魅力(魔力といってもいい)があるんですな。個人的には彼女は(声量という意味での)歌唱力はそれほどないと思うけれど、これも天賦の資質というか、持って生まれたオーラによって、ほとんど気にさせないし、30歳過ぎてこのキュートな佇まいはなんだ? と感心することしきり。キュートといっても、決して媚びてないんだけど、万人の顔をほころばせるような、何物にも変えがたいオーラがあるんですな。
 それと、彼女にとってはダンスは必要不可欠なものだと、改めて実感。“ヒップポップ”路線は大成功でしたね。それにしても、T・クラ&ミチコ夫妻の楽曲がよく似合うなぁ、と感じました、ハイ。
 ドキュメント映像での安室も非常に好印象で。「Luvotomy」はVerbalなしでしたが(まぁ、ゲストを呼ばなくても、成立しているので問題ないのですが)、生で再びその組み合わせのステージを観てみたくなりました(11月のm-flo公演でふたたび実現か?)。

 

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