*** june typhoon tokyo ***

BONNIE PINK@東京厚生年金会館

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BONNIE PINK Tour 2006 “Under The Perfect Sky”@東京厚生年金会館に行って来た。

座席は最後列だったけど、なかなかノれましたヨ。
(昨年は前から5列目くらいだったのに…スゴイ人気急上昇)
追加公演特別編成で、ホーン・セクション3人、プラスされてました。ゴージャス!

MCでの話やら、いろいろな出来事は以下。


生ボニー初めての人(挙手させる)がかなりいた。(6割くらい?)
(嫌われ松子、エビちゃん効果ダナ!)

歌詞や演奏が飛びそうになると、普段練習している人に宿る“マッスル・メモリー”でその場を乗り切れるらしい。
(小さい時のピアノの発表会で頭が真っ白になって演奏を止めて、またスタートした時に勝手に指が動いて演奏出来た時からそれを感じたらしい…笑)

いろいろなところで露出することによって、名前を覚えてもらい、だんだんBONNIE PINKがどんな人か解かってもらえたのを実感したと。(BONNIEとPINKの2人組じゃなかったんだ!とか)
3歳の娘がいる母からレターが来て、娘のが先にファンになった…みたいな話。
ライヴ・アンケートの「他に好きなアーティストは?」の欄を良く見たりする、と。「スガシカオ」「平井堅」とか書いてあって…「BENNIE K」とか。BENNIE Kってくるとこ間違えてるんちゃうの?とか。

ENCORE #1の「オレンジ」終了後、ドラムのアンソニー・ジョンソンが続けて「Heaven's Kitchen」のイントロをやってしまいフライング。
「まぁ、こんなこともあるさー!」by 浅田香織嬢

ENCORE #1終了時、観客席から投げられた(しかもかなり高速)花束(小さなブーケ)をスーパーダイレクトキャッチしたのは、凄かったな。
(会場もウォー言ってた)

こんなとこ。

◇◇◇

映画『嫌われ松子の一生』への出演、そしてエビちゃんこと蛯原友里出演の、資生堂「アネッサ」CMタイアップと、急激に注目を浴びるようになった、今年。
恐らく“エビちゃん効果”による集客力が大半を占めてるなか、どのような客演を見せるのかが興味あるところだった。
以前からのファンと新規ファンとをどう満足させるのか、と。

バンドは、いつも通り気心知れたメンバーで占められていたが、
追加公演のみ、というホーン・セクションが加わっていたことは、ラッキーだった。

早速、そのホーン・セクションを生かした『嫌われ松子の一生』テーマ・ソング「LOVE IS BUBBLE」からスタート。
このツアーに先駆けてリリースされた、ベスト盤に添うような内容で、ボニー・ビギナーには充分対応出来る内容であったと言える。

ただ、オリジナル・アルバムを引っ提げてのツアーではないためか、
いい感じで流れが乗ってきたところで、曲の色調が変わるような印象があったのも事実で、
そのあたりは、ベスト盤を軸としたところから、致し方ないところか。

終盤、「Private Laughter」から「Tonight The Night」への流れは、待ってました!といえるような曲展開だが、
実際は、ところどころ、ちょっとした間があったので、出来ればメドレー・スタイルでもいいから、一気にクライマックスへと流れ込む展開が理想だったのかもしれない。

演奏スタイル自体はシンプルなバンド・サウンドでまとめられていたが、バック・バンドの高い演奏力に支えられ、伸びやかなヴォーカルで、活き活きとステージを遊泳しているかのようだった。
彼女自身、

「もうツアーも終わっちゃうって頃になると、絶好調になる」

と語ったように、ツアー終盤を感じさせない、伝達力の高いヴォーカル・ワークを伸びやかに披露していたのは、かなり好感を持てた。

ベスト盤のDISC1がピアノで制作した曲、DISC2がギターで制作した曲、とのことだったが、
アーリーイヤー作品ともいえるDISC1とベスト盤以外の曲で構成された前半では、60%もいようかというビギナーの観客には、ややギター・ロック・テイストが強いことと、個人的にも内省的な時代に制作された楽曲ということもあって、いまいちピンとこなかったこともあったのかもしれない。

だが、そのような雰囲気も、高い伝達力のある、京都出身ということも想起させる、力強いのだが、穏やかで当たりのいいヴォーカルによって、会場の空気感をしっかり掴んでいた。
感謝の念を表明しながらも、ゆるぎない自信も見えるヴォーカル・スタイルは、
露出が多くなり、注目されることでつけた度胸が、新たな彼女の武器として備わり、成長したという証なのかもしれない。

アンコールは、彼女が特に大切にしている、ライヴでもお馴染みの選曲。
多くの人が耳に触れた、「A Perfect Sky」のようなポップ・サウンドではないが、
これをやらなきゃ、ボニピン・ライヴじゃない、という楽曲を、媚びることなく演じきった姿に、
決しておごりではない、さらなる向上心のかたまりが宿っているのだ、と感じたステージだった。

このツアー終了後、m-floとのコラボなど、さらに精力的に活動する彼女。
ベスト盤やこのツアーは、彼女を知らしめるための第一歩だとさらっと言いのけてしまうような自信と充実ぶりが、伝わってきたステージだった。


◇◇◇

<SET LIST>

01 LOVE IS BUBBLE(*2)
02 Communication
03 泡になった(*1)
04 1.2.3
05 Thinking Of You(*2)
06 かなわないこと(*1)
07 犬と月(*1)
08 Cotton Candy
09 過去と現実(*2)
10 Souldiers(*2)
11 The Last Thing I Can Do(*1)
12 Sleeping Child(*2)
13 Last Kiss(*2)
14 Free
15 Private Laughter(*2)
16 Foget Me Not(*1)
17 So Wondeful(*2)
18 A Perfect Sky(*2)
19 Tonight The Night(*2)
≪ENCORE #1≫
20 Eve's Apple(Acoustic Keyboard Ver.)
21 オレンジ(*1)
22 Heaven's Kitchen(*1)
≪ENCORE #2≫
23 Do you crash?(*1)

※(*1)=『Every Single Day』DISC1
※(*2)=『Every Single Day』DISC2

≪BAND MEMBER≫
會田茂一(G/Band Master)(From FOE/HONESTY/EL-MALO)
奥野真哉(Key)(From SOUL FLOWER UNION)
高桑圭(B)(From GREAT3/HONESTY)
Anthony Johnson(D)
Nana N.(Per)

HORN SECTION×3

◇◇◇

(左)BONNIE ORANGE RANGE
(右)真ん中のオレンジ色の衣装が自分です。(大ウソロングビーチ)

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