≪6回戦≫ @札幌ドーム
巨人 2-0 日本ハム
巨 010 001 000 2
日 000 000 000 0
【バッテリー】
(巨): 東野、○内海、豊田、山口、越智、クルーン - 阿部
(日): ×武田勝、江尻、林 - 鶴岡、大野
【本塁打】
巨人4勝2敗 日本シリーズ優勝
MVPは阿部(巨)
≪表彰選手≫
MVP: 阿部慎之助 (巨)
敢闘選手: 高橋信二 (日)
優秀選手: 亀井義行 (巨)、ゴンザレス (巨)、小谷野栄一 (日)
◇◇◇
巨人が7年ぶりの日本一に。
先発・東野が高橋の打球を手に受けて負傷するアクシデント。だが、その1回途中から内海が6回途中まで無失点に抑える。以降を豊田、山口、越智、クルーンの継投で凌ぎ、勝利。日本シリーズ通算対戦成績4勝2敗で、巨人が日本一の座についた。
日本ハムは稲葉が3三振、スレッジが2三振を含む4タコと調子が出ず、13残塁の拙攻で流れを掴めないまま終わった。
また、6回は二死1塁からの小笠原のライト前ヒットを稲葉がエラーし追加点を許したのが痛手となった。
やはり短期決戦は、流れを呼び込めなかったチームが劣勢に立たされる。いや、呼び込めなかったというより、手放すようなミスを犯した方が負けるということか。
野球も人間がやる以上、プロであってもミスは起こる。ただ、挽回出来るミスと相手に流れの主導権を渡してしまうミスがある。それが場面によって、バントでしっかりと走者を進められなかったり、精神的に痛手を負うエラーであったり、采配ミスだったりと変わるのだ。王手をかけられた日本ハムにとって、1点ビハインドの6回、しかも2アウトでのイージーミス。これが日本ハムが自らを極度のプレッシャーへと追い込む決定打となってしまった。ただ、稲葉のエラーが全てではなく、1回の森本の送りバント失敗、そして緊急登板の内海に圧力をかけられぬまま簡単にその回を凌がせてしまったこと。これが日本ハムにとっては負の連鎖となり、自分たちの野球を見失ったのが敗因の大きな原因だろう。一方、巨人は東野のアクシデントを内海で乗り切ることによって大きなプラス作用が働き、2回の二死1塁での二岡の打球をダイビングキャッチした松本の好プレイがいっそうの起爆剤となって、この日の試合の主導権を握ったといえる。
ダルビッシュが本調子でなかったということもあり、実力差では巨人が1枚、あるいはそれ以上も上回っていたのは事実。そのなかで、日本ハムがいかに普段着の野球をして巨人を慌てさせるか、というところがこのシリーズの注目すべき点だった。
だが、より普段着の野球を遂行したのは、実力が上の巨人の方だった。日本ハムはなんとか本拠地・札幌へと戻り、大勢のファンの後押しを受けてこれから一気呵成で挑もうとしていた時に、自滅のようなミス。ホームグラウンドは想像以上のパワーを与えてくれるのは事実。しかし、それは平常の野球をしてこそ勢力が増すというもの。強力メンバーを誇る相手に自ら綻びを見せては、ゲームのコントロールも困難となる。4勝2敗と一進一退の攻防で楽しめたシリーズではあったが、対戦成績、得点差以上の力の差を露見してしまったといえるだろう。
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2009日本シリーズ 巨人優勝の瞬間
リーグ3連覇してやっと日本一。苦難を乗り越えての勝利は感慨もひとしおだろう。これもクライマックスシリーズの恩恵、なのだろうか !?
CSを含めて日本シリーズまで盛り上がったとは思うが、現行のクライマックスシリーズに批判的な立場としては、ちょっとなぁというところも。ただ、それで巨人が立て続けに優勝したらしたで、プロ野球界としては面白みが欠けると言われるだろうしなぁ。
ま、終わりよければ全てよしということで、今日は純粋に優勝に酔いしれますか(←単純)。
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今日は夜に外出の予定があったので、最初は携帯ワンセグで、その後は行き先のKahemi cafe(カヘミ・カフェ)で観戦。当初は放映しているとは思わなかったのですが、壁にスクリーン投影を2面ほどしていました。ラッキー。
普段はJazzin' park(ジャジン・パーク、最新作の3rdアルバム『A DAY IN THE LIFE』、結構聴いています。休日の午前中とかに流すと、アラフォーのむさ苦しい部屋も、ほ~ら、スタイリッシュな空間に早変わり…笑。特に10曲目、スティーヴィーのカヴァーの「Summer Soft」が最高!)の楽曲がBGMとして流れるオサレな空間なのですが、この日はちょっとだけ日本シリーズ仕様。それでも音声はオサレなミュージックだったので、スタイリッシュに巨人優勝の瞬間を味わえました。(笑)
個人的には渋谷は好きな街ではないのだけれど、ちょっと離れたところには(自分には似合わないかもしれないが)雰囲気のいいカフェが結構あるので、そこは嬉しいネ。