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Sowelu(that's me)♪
ってことで、Sowelu LIVE TOUR “Be happy 2006”@SHIBUYA-AXへ行って来ました。
代々木第一では、“ジャニーズJr.音楽大運動会”なるものでごった返してましたが、さらっと代々木第一の横を通り過ぎ、年齢層もやや高くなったAXへ。
2006年4月から放映開始した、CX系“月9”ドラマ『トップキャスター』(天海祐希、矢田亜希子主演)主題歌の「Dear friend」のヒットにより認知度も一気にアップした彼女。
それにしても、この「Dear friend」のジャケットは、N'dea Davenport(エンディア・ダヴェンポート)のソロ・デビュー作をインスパイヤしまくってるなー。
ま、それはそうと、デビュー当初は、平井堅やCHEMISTRYをヒットに導いたJ-R&Bの火付け役、松尾潔が直接監修&選曲した初めてのJ-R&Bコンピ・アルバム『SMOOTH』にいきなり抜擢、収録されてて。
2001年の、W杯日韓大会のために制作された『Voices of KOREA/JAPAN』にも彼女の曲 (beautiful dreamer) が収録されるなど幸先のよいスタートだった気がするが、飛び抜けたヒット曲もなく、正直伸び悩んでいた印象で。
JHETT (a.k.a.YAKKO)とのコラボ「Get Ready-Nite 2 Remember-(feat.Sowelu&BIG-O)」(シャラマーの「ナイト・トゥ・リメンバー」をリメイク) は、その楽曲の質の高さからも、注目を浴びたが全ての層へアピールっていう訳にはいかなかったし。
そんな彼女の今を知る絶好の機会だったので、行ってみたというところです。
ツアー最終日だったので、特別なプレゼントも飛び出しました。
観客を巻き込んでのコール&レスポンス。
西城秀樹「ヤングマン」のサビ、“Y.M.C.A.”を。
アフラックのCMより、“よ~く考えよぉー Soweluは大事だよぉー”
それに対してSoweluが、
「Soweluはみんなが大事だよぉ~」のレスポンス。
「Rainbow」途中には、黒ブチメガネをかけたスーツ姿の“Sowelu先生”(萌えー?)が登場し、
ステージ中央から右をAチーム、左をBチームとして、それぞれコーラスを競わせ、勝った方にごほうびとの企画を。
ソエルが歌う合間に、
A「Always on my mind」
B「Will be there ever」
のレスの応酬。
とりあえず、「B」チームの勝ちっていうことで、ステージからキャンディが投げられる。
前方しか届かず。
でも、「A」チームもよくやったよね?ってことで、ごほうびで上空からオレンジと白の風船が舞い降りる。
ファイナル特別のアクトだった模様。
そして、最後にSoweluがステージ上で号泣。
◇◇◇
葛藤の日々。
Soweluの音楽を聴くと、“葛藤”という言葉が見えてきてしまう。
デビュー時は、プロデューサー松尾潔の下でリリースされたコンピ『SMOOTH』に抜擢、収録され、松尾が進めるスムース&グルーヴ路線のニュー・カマー・フィメール・シンガーとして期待され、日韓W杯での『Voices of KOREA/JAPAN』にも収録されていたのだが。
初期のR&B路線の楽曲は決して駄作ではなかったのだが、
彼女のキャラクターと合わなかったのだろうか。
しかし、ドラマ主題歌となった「Dear Friend」がヒットしたことで、作風がキャッチーなポップ路線へと移行しつつある。
そんなターニング・ポイントでのライヴ。
最初は透明性高いヴォーカル・ワークを聴かせるバラード・ナンバーから。
情感を込めた歌いっぷりで、観客の視線を聴覚を釘付けにする。
緊張もあるだろうが、そつないステージングだ。
ただし、そつなく、に過ぎないのだ。
ムードも悪くない。ヴォーカルにもしっかりとした表情が見えてはいる。
だが、ずば抜けているかというと、そうでもない。
何だか、もどかしさ、とまではいかないが、聴き流せてしまう感じなのだ。
中盤でのカヴァー・ナンバー「Stand By Me」「I Don't Want to Miss A thing」をアダルティなアコースティック・ヴァージョンで披露した時は、自分の好きな曲ということで表情も柔らかく、その気持ちよさが伝わってきてはいた。
でも、何故か、もうワン・パンチ足りないのだ。
その後の「Get Ready-Nite 2 Remember-」から続く、ノリのいいR&Bテイストの曲では、しっくりきていて、自分もこのあたりの楽曲が彼女には最も適しているところなのではないか、と考えるクチなのだが、それほどオーディエンスのヴォルテージが上がらないようにも見える。
(個人的には、このディスコ・ナンバーで盛り上がらず、いつヒート・アップするの!と思うんだが)
それは、単に客層の違いなんだろうか。
以前の楽曲をまぶしながら、彼女の最大のヒット曲「Dear Friend」で本編は幕。
アンコールでは、バラードを含む3曲。
セクシーな衣装を採り入れ、セクシーにキュートにハートウォームにと、彼女の良さを見せたステージではあったと思うし、
終盤は確かに盛り上がりをみせていた。
でも、どうしてもこう突き刺さるものが、足りない感じは否めなかった。
アンコール後の彼女のMCで、
「いろいろあって、やめたくなったこともあったけど…こうして応援してくれる人たちがいるから、この人たちに感謝するためにも歌おう」
というようなことを言って、涙していた。
このあたりに、もどかしく感じられる要因が含まれているような気がした。
彼女がやりたいこと、出せない結果、葛藤する日々…、これらがまだ抜け切らない時期なのではないだろうか。
彼女がこれからどのような方向性を持った音楽をやっていくかは解からないが、
どのような選択をしても、自分が歌を歌う意義というものをいっそう自覚できたこのステージで、
彼女が目の前の高い壁を打ち破り、葛藤の日々を乗り越える時は、もうすぐやってくるはずだと思う。
そして、完全に自分のオリジナリティを把握出来た時、さらなる成長を遂げ、漲る自信に溢れるステージになるのだろう。
Soweluという太陽が雲に隠れず、燦々と光り輝く時。
つまり、迷いなく自信を表現できる時、そこからが彼女の本領発揮の時なのだ。
照りつけるような表現力。彼女にはそれが備わっているのだから。
◇◇◇
<SET LIST>
01 to you
02 Crazy for you
03 DANCE
04 tomorrow
05 without
06 君の気配
07 Stand By Me (By Ben E. King)
08 I Don't Want to Miss A thing(By AEROSMITH)
09 Get Ready-Nite 2 Remember-
10 CC
11 He is not for me
12 Fortune
13 Last Forever
14 breath~想いの容量~
15 Glisten
16 Rainbow
17 Dear friend
≪ENCORE≫
18 守るべきもの
19 I will
20 My Dear
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