明治大はオリックスからドラフト1位指名を受けた山崎(4年・日大三)が先発。4回1死まではノーヒット、5回3安打無失点でオリックス・森脇監督の“御前試合”で好投した。それほど強烈な印象はなかったが、非常に投球のテンポが良く、制球力もあった。自身のペースで投げられたことが好結果に繋がったのではないか。
打線も先発全員の15安打。1回裏に石井(3年・履正社)のタイムリーで先制すると、3回裏には佐野恵(2年・広陵)の2ラン、4回裏には菅野(3年・東海大相模)、海部(3年・履正社)のタイムリー、5回裏には高山(3年・日大三)、石井のタイムリーと5回まで毎回安打・得点で、実力差を見せた。
一方、徳山大は、先発の井内(いのうち)(3年・祐誠)が4回9安打3四球。球速は130キロ台で、カウントを悪くして狙われた感じもあった。毎回得点され、(4年でなく3年ということもあって)正直少々引っ張り過ぎかと思ったが、その5回から登場した二番手の山本禎(4年・宮崎日大)が2イニングを5安打1四球自責点2ということを考えると、井内がベスト・ピッチャーということなのだろう。
攻撃では4回に2死にようやく初ヒット。その後、明治のエラーも絡み、2死2、3塁というチャンスも作ったが、得点には至らず。少々、実力差や層の厚さを感じた試合となってしまった。
ただ、外野からの本塁返球で二度ほど刺殺するなど、外野陣の肩の強さや守備力は見せられたと思う。
勝利した明治は11月18日、準決勝第1試合で関西大対創価大の勝者と対戦する。
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第45回記念 明治神宮野球大会
≪2回戦≫
11月15日(土) 第3試合 試合開始:13:36 終了:15:50
【球審】菊地【塁審】鈴木・深沢・岩崎
徳山大 000 000 0 0
明治大 212 220 x 9
(※大会規定により7回コールド)
【勝】
(明)山崎
【敗】
(徳)井内
【バッテリー】
(徳)●井内、山本禎-秋好、門井
(明)○山崎、齊藤、今岡、柳、上原-坂本
【本塁打】
(明)佐野恵1号2ラン(3回)
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11/15(土) 試合結果
≪高校≫
東海大菅生 7-4 静 岡
仙台育英 6-1 天 理
≪大学≫
明治大 9-0 徳山大
京都産業大 0-3 東農大北海道

