鼻水が止まらなかったという訳で、林田健司の「花に水やるラブ・ソング」を。観戦は取りやめてみたものの何だかモヤモヤするので、この曲の歌詞にもあるように“ウンザリする前に買い物にゆこう”ということで、数量限定発売されている、タワーレコードと神戸のセレクトショップ“LANTIKI”(ランチキ)とEspeciaとのトリプルコラボレーションによる〈NO ESPECIA, NO LIFE?〉コラボTシャツを衝動買いしてしまいました。
Tシャツなんてたくさん持ってるのに、金銭的に余裕があるという訳ではないのに、何をしているんでしょうか。「大丈夫、この後の〈エリザベス女王杯〉でたっぷり儲かるはず」と都合良く解釈してやり過ごそうとしたのですが、エリザベス女王杯は的中はしたもののマイナスになるという中途半端ぶりを発揮し、さらにモヤモヤが増長してしまうというありさま。
でも、林田健司も「青春謳歌」で“思うまま思い通りに/熱があっても風邪をひいても/そうおかまいなしで”って歌ってるし、まあいいかと。
ただ、それで帰ってしまうのも何なので、ちょっくら東京都庁の展望台まで行ってきました。都庁の展望台のいいところは、何といっても無料なところデス。そこで、夕焼けな東京をパシャリ。
東京の夜景を見て「わぁ~すごーい、超キレェ~。超カンドー!」とか「ロマンティックだぜ、凄いだろ?」とかは自分はあまり思わないんですよ。「電気が多く灯ってるなぁ」くらい。だから、たまにガイド役とかさせられる時など、観に行く人たちとの温度差が半端ない。(苦笑)
地方から来た人に「東京の人って、東京タワーとかスカイツリーとか普通に行ってるんだろ?」みたいなこと言われたりすることもありますが、まあ行かない。ビルや住宅がギュウギュウになっている街並みを見たところで、「ふーん、こうなってるのか」くらい。知らないところならまだしも、住んでるところですから。
ただ、それでも見ると、何だかホッとすることは確か。多くの人は、旅行に行ったりして海や山、川などの大自然や長閑な街の風景を見ると、その景色に和んだり感動したりすると思いますが、自分はどちらかというと落ち着かないことが多い。特に、山々や広い海などの自然を間近にすると、大袈裟に言えば、恐怖心が強くなる。ですから、地方都市の中心部にいても、その遠くに山々が聳えていたり、その先に海が開けていたりすると、都市の中心部にいても、その東京のような都市にいるのとは異なる“違和感”を感じてしまうんですよ。
だから、ビルが林立し、緑があまり見えない灰色の街並みが遠くまでギュウギュウに詰まって続く東京の風景は、自分に安堵感を与えてくれている感じがするし、その意味では“都会っ子”として育ってきたんだなあと実感。都会だから凄いだろとかではなくて、こういった都会での生活が染みついているんだなあと。自分が東京から出たくないって理由も、そこにあるんだと思います。
だから、どうしたって話でも何でもないんですが。(苦笑)
アーバン。
以上です、キャップ。