そんな初上陸沖縄紀行なんですが、当初はタイミングが良ければニューイヤーカップのFC東京の試合やキャンプ見学、それから本島から久米島に渡っての“はての浜ツアー”なども予定していたんです。が、東京を立つ前にですね、40年ぶりに沖縄に雪が降るぞーみたいなニュースが流れてきてですね、まあ天気予報なんてあてにならないからなどと気にも留めていなかったんです。沖縄は冬でも暖かいぞみたいな話も周りから聞いてまして、それでも寒がりな自分は分厚いジャンパーは欠かせないと思いながらも、暖かかった時のために別途アウターを持参して羽田空港を飛び立った訳ですが……あきさみよー!(あれ、まあ!)那覇空港を一歩出てみるとですね、
東京と寒さが変わらねぇ!!
という事態になりまして。沖縄用のアウターに着替えるどころか、東京の時と同じジャンパーで街中を歩くはめになりました。
今回の沖縄は、本島では首里城、国際通り、瀬底島、美ら海水族館、それから久米島に飛んだのですが、行く先々雨、風、寒風が待ち受けておりまして。特に“かじょーさっさー”(風が強い)だったのが、本島上陸二日目の瀬底島や瀬底ビーチに行った時。ちょうど宜野湾にみぞれが降った日でして、波も相当荒れていたんですが、そんな天候の中で瀬底島へかかる全長762メートルの瀬底大橋を歩いて渡るという強行軍を敢行しまして。普通なら10分かからずに綺麗な海を見ながら渡れると思うのですが、なにしろ傘をさそうもんなら傘どころか身体ごと持ってかれそうなくらいの風が吹いてたので、FC東京の青赤カッパを着用。しかも橋の高さが結構あって、晴れている日でもそこそこ強い風が橋の頂点では吹くようなのですが、悪天候まっしぐらな強風の中を青赤カッパの男が橋を歩く! 行き交う車の人たちの痛い視線を浴びてもひたすら歩く! 歩いて渡る! ……時々車が通るのですが、ただでさえ目立つ青赤カラー&嵐のなか歩いて橋を渡っている光景に、行きすがらの車内の人たちの目は誰もが“はぁーッ?”っていう痛い視線をしておりました。体重が軽い人だったら、危うく橋の外へ持ってかれていたかもしれません。体重あってよかった(違)。
その日、もう少し足を延ばせば、FC東京がキャンプをしている国頭村だったので、試合は見れずともキャンプの見学でも出来ればと思ったのですが、そもそもこんな天候だったので、練習は見学を受け付けない室内に変更され、沖縄でのFC東京見学ツアーは頓挫してしまいました。まあ、選手たちが外で練習しない天候の日に、激しい雨風のなかを歩いている方がオカシイと言われれば、それまでなのですが。そして、一時みぞれが……。
那覇市内のホテルに戻り、近隣諸島への船便の案内を見てみると、欠航、欠航、そりゃ結構……じゃなくて、船だとどこへも渡れないという最悪のパターン。3日目、空路に変更するも「一応は飛び立つけど、無理そうだったら引き返すから」みたいなことを通告されながらも、なんとか久米島に到着。楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ地ということで、楽天グッズコーナーが久米島空港にありましたよ。で、久米島へ渡った最大の理由は、全長7キロもある沖合いに浮かぶ砂浜だけの島“はての浜”への船ツアー、久米島を代表する観光スポットへ行くこと。だったのですが、沖縄本島上陸が東京の冬並みの寒さ、宜野湾でみぞれを観測、沖縄本島からの船便が全便欠航……と来れば、
そんな天候の中で、はての浜への船が出る訳がない
ですよねー。ですよねー。
食事処で耳を立ててると「この天気じゃあ、魚も獲りにいけねぇから、魚はちょっとねえかもしんねぇなあ」みたいな話をしてたので、魚を注文して「ないです」と言われてショックになるのを避けた結果、沖縄滞在中ほとんど毎日沖縄そばかソーキそばを食べていたっていう……。
そんな悪天候道中だったのですが、それはそれで貴重な経験になったので、良い沖縄の旅になりました。またやーさい(またね)。
ということで、寒さに耐えながら撮った写真でも。
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波が荒れててもこれだけ海の色が綺麗なんだから、晴れてたらどんなに綺麗だったかなぁぁぁぁぁぁー。
それと、大宰府に行った時もそうだったけど、沖縄も観光地は中国人と韓国人だらけで、ほとんど日本語が耳に入ってくる時間がなかったという……。さすがに久米島はそんなことなかったけど。
以上です、キャップ。