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*** june typhoon tokyo ***

第81回選抜高校野球大会 出場校決定

 「春は“センバツ”から」……2009年の春の選抜高校野球大会の出場32校が決定。

◇北海道
鵡川(5年ぶり3回目)
◇東北
光星学院 (青森)(3年ぶり4回目)
花巻東 (岩手)(初)
◇関東
慶應 (神奈川)(2年連続8回目)
習志野 (千葉)(33年ぶり3回目)
高崎商 (群馬)(3年ぶり3回目)
前橋商 (群馬)(12年ぶり3回目)
下妻二 (茨城)(初)
◇東京
国士舘 (6年ぶり8回目)
早稲田実 (3年ぶり19回目)
◇北信越
日本文理 (新潟)(2年ぶり3回目)
富山商 (富山)(14年ぶり5回目)
◇東海
中京大中京 (愛知)(2年連続29回目)
掛川西 (静岡)(15年ぶり4回目)
◇近畿
天理 (奈良)(2年連続19回目)
PL学園 (大阪)(3年ぶり20回目)
福知山成美 (京都)(初)
金光大阪 (大阪)(7年ぶり2回目)
箕島 (和歌山)(18年ぶり9回目)
報徳学園 (兵庫)(2年ぶり17回目)
◇中国
倉敷工 (岡山)(34年ぶり10回目)
南陽工 (山口)(3年ぶり4回目)
開星 (島根)(初)
◇四国
西条 (愛媛)(4年ぶり6回目)
今治西 (愛媛)(3年連続11回目)
◇九州
清峰 (長崎)(3年ぶり2回目)
神村学園 (鹿児島)(4年ぶり2回目)
明豊 (大分)(2年連続2回目)
興南 (沖縄)(26年ぶり3回目)
◇21世紀枠
利府 (宮城)(初)
彦根東 (滋賀)(56年ぶり3回目)
大分上野丘 (大分)(60年ぶり3回目)

 まず、東京贔屓な自分が良かったと思ったのが、東京の2校枠復活。
昨今の東京は秋季大会優勝校=選抜出場校となっていた昨今だったが、関東の川口青陵(埼玉)と早稲田実の比較で基本枠+1を獲得した形だ。
 秋季大会優勝の国士舘は文句なしで、準優勝の早稲田実と関東の6番目の川口清陵との争いに。東京の秋季大会の4強は、国士舘、帝京、早稲田実、明大中野。準決勝は、早稲田実が明大中野に12-0ののコールド勝ち、国士舘が帝京に7-5で競り勝つ。決勝の国士舘対早稲田実は3-1と、明大中野戦以外はレヴェルの高い好ゲームだった。一方、関東大会の4強は、慶應(神奈川)、習志野(千葉)、高崎商(群馬)、前橋商(群馬)。こちらはすんなり決定。5番目以降の選定は、8強から前述の4校を除いた残り4校、下妻二(茨城)、川口青陵(埼玉)、水戸桜ノ牧(茨城)、木更津総合(千葉)から。準々決勝は、前橋商8-0水戸桜ノ牧、習志野8-7下妻二、慶応7-3木更津総合、高崎商6-1川口青陵。コールド負けの水戸桜ノ牧は脱落。優勝した慶應に負けた木更津総合と習志野に延長11回で惜しくも敗れた下妻二の比較で、準優勝の習志野と接戦を繰り広げた下妻二が5番目に滑り込んだ。6番目には初戦であわやノーヒット・ノーランの好投を見せた川口青陵が入った。
 そこで関東・川口青陵高と東京・早稲田実で最後の1枠を比較。大会のレヴェルが東京>関東ということと、慶應が明治神宮大会で優勝し関東の基本枠が5になったこと、さらに(無意識のなかで)名門・早稲田実のネームヴァリューという要素が重なり、早稲田実が出場権を獲得、久々の東京2校選出となった。下馬評では帝京の優勝を推す人が多かったと思うが、事実上の決勝戦といってもいい準決勝で帝京に競り勝った国士舘。さらに決勝で国士舘と早稲田実が好試合を繰り広げたことも、東京2校選出に良い材料となったのだと思う。もし決勝が大味な試合だったら、2枠は微妙だったかもしれない。
 優勝となるとなかなか難しいかもしれないが、ベスト4までくらいには何とか残って欲しいところ。ただ、国士舘は打てない(イメージがある)から、勝ち進んで打撃戦となると分が悪いかもしれない。ロースコアでの粘りの勝負に持ち込みたいところ。早稲田実は小野田、鈴木の両1年生投手がどれだけやれるかがカギだ。

 さて、パッと出場校を眺めると、オールドファンには胸躍る高校が出場してきている。習志野、箕島、倉敷工、興南あたりがそれ。星稜が出場して箕島対星稜になったら……なんていう望みは夏にとっておこうか。(笑) リヴェンジという意味では、対戦となったら、早稲田実には今治西に借りを返してほしいところ。ただ、東京の出場校には変なジンクスのイメージが個人的にあって、それほど負けるイメージがないのに負けてしまうっていう県があるような気がする。今治西の愛媛とか九州勢(佐賀)とか……特にその印象が強いのは京都。別に京都が弱小県だとはこれっぽっちも思ってないけど(むしろ強豪)、隣に大阪があるせいか、それほど強烈なイメージが付きまとわないんだよなぁ。だからなのかもしれないけど。
 各地区を見てみると、近畿と九州はレヴェルが高そう。特に近畿はベスト4が天理(優勝)、PL学園(準優勝)、福知山成美、金光大阪。決勝は天理が延長11回、1-0でPL学園を下し、準決勝ではPL学園3-2福知山成美、天理7-6金光大阪と接戦ばかり。しかも、優勝した天理に肉薄した金光大阪に準々決勝で2-3と惜しくも敗れた大阪桐蔭は、「同一都道府県から3校は選出しないという内規に従い」選考外、初戦敗退とはいえ、天理に肉薄した金光大阪と7-5で敗れた智弁和歌山が選考外となるなど、ネームヴァリューも含めて、この地区の質の高さが解かるというものだ。

 選考の難しさが感じられたのが、東北と中国、四国。東北は21世紀枠で選出された利府(宮城)を除き、優勝した光星学院に続く2校目を花巻東(岩手)に。東北大会の準優勝は同県の一関学院だが、一関学院が決勝で1-7で光星学院に敗れたのに対し、花巻東は準決勝で光星学院には3-6のスコア。さらに岩手県大会で一関学院に完勝していることが認められたようだ。ただ、一関学院は準々決勝で青森山田に7-5、準決勝は延長14回、利府を3-2で下す激戦を勝ち上がっての決勝のスコアだけに、無念といったところ。激戦で下した相手の利府が、21世紀枠とはいえ出場を獲得したという皮肉になってしまった。
 中国と四国では、両地域で比較されるそれぞれの3番目に開星(島根)と尽誠学園(香川)が選出され、「実力は互角だが、しっかりと腰を落として守る開星と守備はまだ発展途上な尽誠学園」との比較により、開星が選出された。これもそうだが、その前の中国の3番手の選考も難儀だったようだ。中国大会優勝の倉敷工に準決勝で延長の末1-2で敗れた鳥取城北(鳥取)が選出されると思いきや、中国地区NO.1投手という評判の広島新庄(広島)の六信(むつのぶ)を7-0と完璧に打ち崩した印象によって、開星が選出されたのだ。その後の準決勝では準優勝の南陽工(山口)に2安打の貧打で敗戦したのだが……。

 とにもかくにも、3月の開催が待ち遠しいところだ。

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