最初に聴いた印象は、あんまりフィットしてないのか?という感じすらしたんだけども、リピートしていくと…MCハマってしまうんだな、これが。
わたあめかスルメかどっちかというなら、断然スルメ。(ってどういう比較の仕方だ)
m-flo(特にVerbal)が大好きなボニピンとのコラボは、嬉しくもあるが、楽曲的にはフィットするかはちょっと微妙かなって心配だったワケ。
なぜかというと、
ボニピンは元来どちらかというと、ロック寄りな楽曲の人で、それ自体はいいんだけど、彼女のヴォーカルは、ややドライな空気を持ちながら、野暮ったい部分がちょっと垣間見えるというか、舌足らずな感じというか…、年齢よりは若さをみせるヴォーカルなんですよ。
これを“童顔ヴォイス”と自分は勝手に言ってますが。(笑)
舌足らずな中で時折見せる大人びたヴォーカルが顔を見せる…そのバランスがまた魅力なんですケド。
m-floの楽曲はバラードであっても、アッパーなものであっても、スムースに歌うシンガーが合ってる気がするので(LISAをはじめ、歴代のコラボ・シンガーしかり)、ボニピンの個性の強いヴォーカルと相性はどうなんだろうか…とちょっと思ったわけです。
そこで、TAKUが用いたのは…、カニエ・ウェスト風のオールディーズ早回しサンプリングですよ!
カニエデスヨ!蟹江!
って、違う。(これは蟹江敬三)
こっちですよ。
そのカニエ・ウェスト風早回しサンプリングを取り入れた、絶妙なグルーヴを感じさせるミディアム・スローのサウンドの上を、ボニーのヴォーカルが漂うように流れます。
下手をするとまったり感が強く、催眠がかったトラックになりがちなところですが、サンプリングとVerbalのキレのあるラップがそれを抑え、ドライとスウィートを行き来するようなボニーのヴォーカルがより映えてくる。
“チュルルッチュー”というコーラスや“チカチカブーン、チカブーンブーン”といった、ベタなオールド調フレーズも、かえって新鮮。
メロディは、一瞬ボニー作曲のものかと思うほど、ボニー調なところも。
クレジットになくても、TAKUはボニーの曲調を参考にしていることはおそらく間違いないでしょう。
いやぁ、これはいいんではないでしょうか。
正直
予想GUYです。
DOPING PANDAの方はまだ聴いてないんですが、こちらも楽しみ。
◇◇◇
あと、m-floとコラボしたEMYLIがシングル「Don't Vanish Love」出したので、PV視聴とかしてみました。
EMYLI、所属レコード会社が変わったようで。UP-FRONT WORKSに。
ここ、ハロプロ勢がいっぱいおりますです。
サイトみてたら、中澤裕子と誕生日が1日違いなことが発覚。
辻希美とは3日違いなことも発覚。
松浦亜弥とは5日違いなことも…。
って、だから、何だって話ですが。
森高千里とかKAN、相田翔子、加藤紀子もいました。
そういや、加藤紀子のデビュー曲は森高の曲だったな。
だからー、EMYLIのシングルの話。
楽曲自体は、BoAが歌っていてもおかしくないような切なさ漂うミディアム・チューンなんですが。
表現力とかは、いつまでたっても“ダカラワタシハー”なカタコト日本語のBoAとは全くもって比較にもならないデスな(BoAカワイイけど…違)。さすがのヴォーカル力。
で、PVを見たんですが、これが
最後に「ロケ地 東京」とか出てくるカラオケBOXの映像風(爆)
な匂いプンプン、ニコニコプンだったりします。
恋人に貰ったネックレスを橋の上から投げる女性。
恋人との思い出を回想しながら、雨の中を濡れながら歩く女性。
なにげなくたどり着いたバー。そこでEMYLIが歌っている。
カウンターで一人飲んでいると、男性が声をかけそのまま車の助手席へ。
助手席で外をぼんやり切なそうに眺めながら傷心の癒しどころを求めている女性。
日が変わり、その男性に車で送ってもらって降りたのは、元恋人からネックレスを貰った、そして投げた橋の上。
清々しい表情で風を受ける女性…。
んー、なんとも昭和の薫りがしますな。
カラオケBOXが本当に電話BOXみたいに透明だったのを思い出すかのよう。
そこでよくWINKとか歌ってたな…って、よくもまぁ、見られながら平気に歌ってたな、と。
自分で自分を褒めてあげたい。あなたにもチェルシーあげたい、と。
ま、いいや。
笑えました。
相変わらず、ヒラヒラなミニスカで歌ってたEMYLIにもね。
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