言葉を話すことのできない動物だからこそ、
人の庇護なしでは生きられない動物だからこそ、
何を考えているのか体調に異常はないかと
自分は後回しにしても
いつも心して守ってやらねばと思うのです。
全幅の信頼を寄せられている飼い主として。
しかし全国で「いらなくなった」「産まれてしまった」と人の手で殺処分にされる犬猫が後を絶たず、
そういった現状は今後変わらないものなのか、変えていけないものなのか、
自分の無力さに胸が痛くなったりもします。
そんな折、「パブリックコメント」の存在を知りましたので、
現在の動物販売・生産性重視のブリーディング・無責任な業者の大量遺棄・安易な購入者の飼育放棄等々、
山積みの問題に対して微力ながらも何か出来るのならと
同じ思いで心を痛める同志の皆様(笑)にお知らせいたしたく、ここにご紹介させて頂きます。
以下、サイトの抜粋です。
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今、環境省が動物取扱業の適正化について私達の意見を求めています
誰もが法案改正の賛否を直接投票出来る5年に1度しかない稀少な機会です!!
人間のための法律は沢山ありますが、動物を守ってくれるのはこの動物愛護管理法(動物愛護法)しかありません。
わかっているだけで年間23万匹の犬猫の殺処分が行われているという今の日本の現実を知り、
少しでも状況が改善されていくように、このルール改正に一人でも多くの方の声を届けて頂けませんか?
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昨年(2010年)1年間で、犬64,061頭、猫165,771頭 計229,832頭が殺処分という理不尽で悲しい最期を迎えている中、自然繁殖以外に新たな命を送りこんでいるのは紛れもなくブリーダーやペットショップなどの動物販売業者です。
ペット産業は今や1兆円を超えるとも言われるビジネスになり、年間販売される動物の数は、犬だけでも60万頭にも及びます。
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一生散歩に連れて行ってもらえることもなく、狭いケージの中でただ子犬・子猫を産ませるだけのために飼われている親犬親猫が沢山います。
子供を産めなくなった母犬が遺棄されるというケースも後を絶ちません。
何年もケージ暮らしのために関節が変形し、歩行もままならず、体の限界を超えた出産を繰り返したために骨も歯もボロボロの状態で、6,7歳の犬でも14歳ぐらいに見えます。
あまり表だっては問題化されていませんが、そのような悲惨な環境で知識のないブリーダーによって交配さることで、今、遺伝性疾患やアレルギーなどに悩む犬猫や飼い主さんが非常に多いのです。
動物病院で聞いてみてください。治療してくれる飼い主さんに巡り合えなかった子は、あっさり保健所に持ちこまれます。
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■最重要項目「05.犬猫幼齢動物を親等から引き離す日齢」8週齢(56 日齢)規制とは
業者はとにかく小さなうちに動物達を親から引き離して出荷しようとします。なぜならその方が高く売れるからです。
ペットショップで、同じ種類でも大きくなってしまったがために安売りされているような子を見かけたことはありませんか?
人間の赤ちゃんでもそうですが、まだ母乳を必要とするような抵抗力のない小さな月齢の子を、親から引き離し、社会性も養われる前に販売のルートに乗せて出荷してしまうことは、子犬子猫の健康面でも情緒面でも良いことは何一つありません。
体調も性格も安定する前に、とにかく小さくて可愛いからと衝動的に買われていって、後に体調を崩したり、吠え癖などの問題行動が出て、それが原因で飼育放棄されているケースが相当数あることも事実です。
「とにかく小さい子が高く売れる」という今の状態を是正すれば、必然的に業者の儲けは減り、ペット販売で一儲けしてやろうという悪質な業者のさらなる発生も未然に防ぐことができます。
ブリーダーはとにかく早く小さいうちに子犬や子猫をさっさと手放して、次の子達をどんどん産ませて出荷しようとします。
この8週齢規制によりブリーダーの元で飼育する期間が長くなれば、短いサイクルで年に何回も妊娠出産させられる母体の負担も少しは減らすこともできます。
また、本来であれば、ブリーダーの元から出荷されるということは、他の犬猫に接する外の環境に出されるということですから、予防接種のワクチンを受けておく方がいいのは明らかです。
しかし、出荷する月齢が幼な過ぎる場合、まだそのワクチン接種すら出来ないのです。
悲しいことに、それが業者にしてみれば、ワクチン代も節約出来て好都合なのです。
約三割の子犬や子猫がブリーダーからからペットショップの買い入れ元となる競り市の間で命を落とし、
生き残っても競り市からペットショップに移動する間に命を落とす子がまた一割、さらにペットショップの裏側で一割の子が亡くなってしまうとも言われています。
100匹出荷されても43匹も命を落としている計算になります。
それでも儲かるのですから、どれぐらいの原価であるかはおわかり頂けると思います。工場のような環境で、命がひたすらに大量生産されていると思うとゾッとしませんか。
さらに、手の平に乗るような小さな、潤んだ瞳でウニュウニュと動く無条件に可愛い子を見て、冷静な判断力を失い衝動買いする人も今よりも少なくなるでしょう。
ぬいぐるみのような子犬や子猫ではなく、一匹の「犬」や「猫」として少しは冷静に見ることが出来るようになるからです。
とにかく8週齢規制が定まることで、悪いことは一つもありません。この法令が可決されることで、多くの問題を一度に緩和することのできる大変重要な項目なのです。
ちなみに前回の5年前のパブコメでは、この8週齢未満の子犬子猫の販売を禁止することに対して反対9500票、賛成200票という結果で見送られています。
悪徳な業者が必死に阻止しようとしたのは彼らにとってとても都合が悪いからです。業者の中でも良心的なところは、この法令の改正に反対するどころか、むしろ率先して賛成を唱えています。
現在、この改正に異論を唱える業者側は「こんな法令が決まってしまうと、失業して生活できなくなる人が出てくる」とか「8週齢なんか過ぎたら子犬子猫が懐かなくなる」と言って、反対票を必死で集めているようです。
そもそも、社会が正しい方向に前進することで立ち行かなくなるようなビジネスは世の中に必要なビジネスなのでしょうか?
また、動物はまっすぐで素直ですから、愛情次第で成犬、成猫でも充分に懐きます。ましては8週齢なんてまだまだ子供です。
それとも、8週齢の子供ですら人間不信になるような劣悪な環境で飼育しているということを自ら公表しているのでしょうか。
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等々。
私自身、自分で確認した事はないので上記の記述には少々驚くこともありましたが、
殺処分の現状については動かしようもない事実なので
参加によって現状が更に悪化することはないと判断してここにご紹介した次第です。
みんな幸せになるために生れてきた命だもんね。
どれだけの効力がでるかは投書数にもよりますし微々たるものかもしれませんが、
まずは「パブリックコメント」の存在を知ることかなと思いまして、投稿させて頂きました。
よろしければご一読&ご参加を!
文と画像は全く関係ありません。
画像は近所のドッグランで遊んだ時のものです^^