斜陽館から金木駅までたどり着いて
有人窓口で硬券を買って
列車が来るまでホームには入れないので
しじみラーメンの幟も目に入ったけれど慌てて食べるのも、、、、
ひとやすみは五所川原でと
駅舎表の四つ並んだ椅子に座って列車待ち
時間になって切符にハサミを入れてもらって
ホームへ
津軽鉄道レールの変遷
金木町の地図で芳野公園から金木駅までのおさらいして
太宰治の小説「津軽」のおさらいもして
・・・・
「や!富士。いいなぁ。」と私は叫んだ。富士ではなかった。
津軽富士と呼ばれている1625メートルの岩木山が
満目の水田の尽きるところに、ふはりと浮かんでいる。
実際、軽く浮かんでいる感じなのである。
したたるほど真蒼で、富士山より、もっと女らしく
十二単衣の裾を銀杏の葉を逆さに立てたやうに
ぱらりとひらいて左右の均斉も正しく静かに青空に浮んでいる。
決して高い山ではないが
けれど、なかなか、透きとほるくらいに嬋娟たる美女ではある。
「金木も、どうも、わるくないぢゃないか」
私は慌てたやうな口調で言った。
「わるくないよ。」口をとがらせて言っている。
「いいですな。」お婿さんは落ち着いて行った。
・・・・・
自分の瞳に映った岩木山を改めておさらいして
陸奥鶴田までの車窓で眺めた田園に浮ぶ裾野まで綺麗に魅せた岩木山
津軽富士見湖に蒼く浮ぶ岩木山
金木駅にさよならして
ホームに到着した走れメロス
芦野公園に行くときに乗った車両と同じでアテンダントの方も同じで
車窓は嘉瀬駅
行きにアテンダントの方に説明受けたときにはパチリできずに
帰りにようやくパチリできて
20年前(1997)香取慎吾くんが番組の企画で
子供たちと絵を描いた津軽鉄道の車両
2003年に廃車になって嘉瀬駅に
今年20年ぶりに香取慎吾くんと大人になった当時の子供たちなどで塗り替えたそう
塗り替え作業は錆を剥がすところから始めて2泊して完成したよう
今年の7月に五所川原に行けたから
ピカピカの車両にであえたのね
Julieに感謝
尖がり帽子の屋根が目をひく十川駅の駅舎(待合室)
機関区の津軽五所川原駅に到着
ホームの階段のぼって渡り通路の足元に奥津軽の観光案内
ストーブ列車は12月~3月運転
立佞武多は8月初旬運行
立佞武多の館は津軽五所川原駅下車 徒歩5分
階段降りて
紫の幟と鶴と松のところが出口
風鈴列車の季節の津軽五所川原駅