JUN-Zの夜遊び日記

everybody needs somebody to love

泥棒とオイラ

2007-06-28 21:51:09 | Check it out!!
昨日、追記で書いた事を。

お通夜から帰ってきたオイラは家の横にある駐車場に車を止め、
家に入ろうと………あっ、コンビニ行くか。
香典返しを階段の3段目に置き(オイラの家は二階にあるので、階段が4m道路に接している)、歩いて1,2分のコンビニに行った。

コンビニの前で、財布を車の中に忘れてきたのに気づいて踵を返す。

家の近くまで戻ってくると、前からオッサンが歩いてくる。
その手には香典返し。
中に入ってる品を確認しながら、てくてく歩いてくる。

すれ違いそうになった時、オイラが制止した。
「おい、おめーその手に持ってんのなんだ??」
「あぁっ!?」
ひじょーに攻撃的な返答をされたオイラは、
そのオッサンの首ねっこ捕まえて、顔を寄せた。
「てめぇ誰に言ってんだ??、それは俺のなんだよ。」

すると手のひら返したように態度が変わり、
「拾ったんだよ、そこで拾ったの!!!」と言い出しやがる。
「どこだてめー。」
そのオッサンが歩いていき、指を指した所は階段の横。
オイラが置いたのは間違いなく階段の3段目。
「ふざけた事言ってんじゃねぇぞ、てめぇ!!」
「ホントだって!!ここで拾ったんだよ!」
「なめやがってこのやろ………」

すると次の手段に出てきた。
「わかった。返すから!!ほら返したぞ!!」
しかし怒りの導火線に火がついたオイラが、このままで済ますはずがない。
「てめーそこから動くな。おまわり呼ぶから。」
「おまわり?おぅ呼べよ!!」
開き直ったオッサンを尻目に110番。

けーさつが来るまでの間、オッサンとトーク。
って言っても、オイラが怒声と共に引きずり回してただけだけど(笑)
その結果わかったのはホームレスって事とシャツがビリビリになっただけ。わはは。

道路は車通れなくなり、オヤジとお袋も何事かと上からおりてくるわ、近所中からみんな出てくるわで大変な事に。
うちの親父は筋金入りのイケイケなので、オイラが攻撃しようとすると、割って入ってくる。止めるんじゃなくて自分が攻撃したがる困ったオヤジなのだ。
そのうちビビったオッサンは、オイラが近づこうとすると逃げようとしやがるので、オヤジと挟み撃ちして拘束。

そんなこんなで10分以上たっても一向に来る気配のないけーさつ。
なのでもう一度110番。

するとオッサンがこう言い放った。
「ホームレスだからこのシャツしかないんだよ!!どーしてくれるんだ!!」
厚顔無恥もはなはだしい………。
「てめーのシャツより、てめーが盗んだこれの方がたけぇし、貴重なんだよ!!」

例えばこれが、ちょっとした知り合いのだったら、オイラもここまで怒らずに無罪放免したと思う。言い方悪いけどさ。
だけど昨日は違う!!!!!
◯◯のお通夜であり、◯◯のお返しものなのだ。
なので絶対に許す気はなかった。

そのうちパトカーが1台………2台………3台!!!
そしてカブが4台ってさ………来過ぎじゃね??
うちの前がディスコみたいになってるし。

「暴行を受けた!俺を捕まえるならあいつも捕まえろよ!!」
ふざけやがって………
「上等だ、てめっ!!」って言いながら接近すると、
あれだけイヤがってたパトカーにすんなり入りやがった。
どこまでもふざけた野郎だ。

そのうち刑事も来て、現場検証が始まった。
これがまためんどくさいんだよね………。
写真撮られまくりなオイラ。

オッサンが連行されて、オイラも供述調書とるのに署まで行く。
現行犯なら逮捕権は、一般市民にもあるって事をみんなも知っておいた方がいいよ。

署についてからが長い………。
チョイ悪会のみんななら知ってると思うが、調書ってすげー時間がかかるじゃんね。
でもオイラは許す気持ちなかったので、覚悟していったんだけど………でもなげぇ!!

香典返しは没収されて、また写真撮られるわ、金額を調べるために葬儀屋に確認するわで、手元に戻ってくるまでもなげぇ。

なので、物も取り返したし、被害届取り下げる旨を通告。

調書もできあがり、これで帰れる………と思った矢先、
なにやら慌ただしくなってきた。
オッサンの取り調べをしてた刑事がやってきて、
被害届をやっぱ出してくれないかと頼んできた。
なんでだよ?と聞くと、どうやら常習犯ぽくて、余罪がありそうだと。
拘束して色々と調べたいとの事。

んじゃ、しょーがない。
よってまた、調書の訂正………。
証拠品である香典返しに対する4,5枚の書類………。
あげくの果てには、自宅周辺の見取り図をオイラが作成。
なんでだよ?って聞いたら、逮捕した人が書くんだとさ。

てなわけですべて終わって放免されたのが12時過ぎ………。
署に着いたのが9時過ぎ………3時間かよ!!(怒)
帰り際、免許の窓口の前を通り過ぎる時、奥にいたのが月曜にバトルした警官………。
「お疲れさまでした………」って言って、オイラの顔見て固まってたもんな………ははは。

しかも今日、刑事から会社にTelがあり、
書類に不備があったからもう一度来てくれとの事。
そりゃ行ってきたけどさぁ。
月曜から木曜の間に署に行ったのが3回って…警察週間か??

で、このオッサンはこれから身柄送検されて、起訴か不起訴か決まる。
余罪が出てくれば起訴やね。
なきゃ多分、釈放やな。
起訴となれば、裁判で証人として召還されるでしょう。
わくわく………。
ちなみにオッサンはオイラを傷害で訴えようとしたらしいけど、
そこは警察がうまくやってくれたわ。

てなわけで、窃盗犯を捕まえたって話です、はい。





天国への階段

2007-06-28 01:16:32 | my bodies(仲間達)
◯◯と会ったのはもう10年前やね。
新入社員として入ったアナタは、一番光ってたよ。
その時オイラは◯◯の高校の先輩と付き合ってて、
そこから接する機会が増えたよね。

可愛くて、それでいてチャキチャキで、男勝りな所が最高だった。
オイラが彼女を家まで送って行く時、家が近いからって
よく一緒に乗せて行ったね。
たまに後ろでギャーギャー騒いでたけど。

礼儀正しくて、愛想がよかった◯◯は人気者だったよ。
そういやストーカーまがいな事もされたっけ。
オイラがピシっと言って辞めさせたけど。

そんな◯◯が結婚するって聞いて、めっちゃびっくりしたの
覚えてるよ。
まだ20歳くらいだったよな~確か。
しかもお腹には小さな命が宿ってたし。
ひっちゃかめっちゃかの中、慌ただしく結婚式をやったね。
でも披露宴の◯◯はとても綺麗だったよ。

当時会社では育児休暇制度ができたばっかりだった。
誰も怖くてその制度を利用しなかったけど、
◯◯はなんの躊躇もなく、利用したよね。
すごい勇気がいったと思う。
やっぱすげー奴だよって思った事を未だに覚えてる。
◯◯のおかげで、今じゃみんな制度を利用してる。
これもすべて◯◯が切り開いたんだよ。

そして育児休暇に入り、オイラは彼女と別れ、
職場も全然離れた所になった。
いつのまにか、疎遠になっちゃったよね。
それでも、たまに会うとちょこちょこ立ち話をしたもんだ。

月日は流れ、◯◯は2人目の子供を産み、また育児休暇に入った。

そしてオイラは岐阜に行った。

3年の月日が過ぎて、戻ってきたら◯◯の姿はなかった。
ていうか、正直言ってあまり気に留めてなかった。
ごめん。

そして今日………朝礼の時に、聞きたくない………
聞いてはいけない報告を聞かされた。
思わず、「えっ!?な、なに??」
って大声をあげちまった。
なんか疲れちゃったオイラに追い打ちをかけてくれたよ。


てめーなんで死んだんだよ………。

まだ29歳だろーが!!!
小学3年生と5歳の子供どーすんだよ!!!!!!!!

ったく、やってらんねぇ………。

すぐにオイラは◯◯◯やほかのコに電話したよ。
みんな昨日も行って、◯◯の顔をおがんできたってな。
今にも目を開けそうだったって………。
とても綺麗な顔してたって………。

会社が終わって、そっこーで家に帰り、着替えて久里浜まで
行ったよ。
◯◯の同期の奴らから詳しい話を聞かせてもらったよ。

もう5年近くガンと闘ってたんだってな………。
手術、職場復帰、再発………を繰り返してたんだってな。

それを聞いて思い出した事があるよ。
ずっと前に会った時、
「お前痩せたんじゃね??」って聞いたら、
「そんな事ないっすよ!!逆ですって!!」って
笑い飛ばしてたけど、そのときすでに闘ってたんだよね。

オイラごときがなんか言ったとしても、頑固で意地っ張りだから
会社にはぜってー来るって言い張るのは目にみえてるけどさ。
仕事好きだったもんな。

辛い表情なんか見た記憶がねぇよ。
今日の◯◯も今にも笑い出しそうで辛かったよ。
焼香する時にさ、親族の方々に挨拶する時にさ、
チラッと見るべよ。
そしたらさ、◯◯の子供がちゃんとこっち見て挨拶してさ、
いい子じゃねーか………ほんといい子に育ってるじゃんか!!

お前の育児は間違ってなかったんだよ。
やっぱ◯◯の血をちゃんと受け継いでんだよ。

ばかやろーが………………。
オイラみてぇな奴が生きてて、なんでお前みたいにいい奴で
幸せな家庭を築いてる奴が逝っちまうんだよ………。
オイラの周りは早死にする奴らが多すぎるよホント………。

焼香が終わってさ、控え室みたいな所で寿司と酒をかっくらってるのは、うちの会社のバカ上司と組合の幹部連中どもばっか。
ほかの人が寄れなくなって、そのまま帰ってるのに気づかない鈍感さ。
ごめんな、あんな奴らばっかでさ。
オイラがそのまま通り過ぎようとした時に、あのバカが
呼び止めやがってさ、こっちにこいだって。
ほんとは怒鳴り散らしてやりたかったけど、それはこらえたよ。
だから、思いっきりガン飛ばしてスルーしてやった。
◯◯だって、あの人そんなに知らないだろ??
なのに来て、酒かっくらってやがる。
すまんな、ほんとに。

◯◯は幸せだったの?
それとも辛くて痛くて耐えられないような日々だった?
やっぱ悔いが残る?

今となっちゃ答えはわからないけどさ、
でもオイラは幸せだったって信じたいよ。
悔いが残るのは当然だと思うけど、幸せだったって信じたいよ。

………じゃなきゃ、報われないじゃん。
◯◯が闘ってきた日々がさ。
そして◯◯はちゃんと天国に行くんだよ。
あったりまぇだべ!!
今は、ちょうど天国への階段を上りはじめてる頃だろ。
天国に着いたらさ、お前の家族を見守っててやりなよ。

ちゃんと子供達に◯◯の想いが届くからさ。
そして子供達が大きくなって結婚したら、天国から祝福の涙を降らせてやれよ。
ちゃんとわかってくれるから。

じゃあ、また会う日まで元気でな。
達者で暮らせよ!!!!!!!




P.S 家に帰ってきたオイラにとんでもない事態が起きて、さっきまで、先日やり合った警察署で調書とられてました。
その話はまたの機会に………。