その音の彼方

いろいろな物語や日々の想いを切り取って言葉にして過ごしています。

通行人

2011-08-07 | Poem
何度となくすれ違う通行人

朝のそれも夜のそれも

なにも変わらない

色や形が違うだけ

景色やなにか意味の為さない無作為図

そうして通り過ぎていく

僕も何人もの人のそれになる

意思の疎通をはかることで

初めて誰かにとっての人になれる

きっと人でない人などいないのだと

人でなければいられないのだと

すべての人が誰かにとってのそれなんだと


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