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『十二国記』シリーズ 小野不由美

2012-07-16 10:35:00 | Books


十二国記 公式サイト

久々に読み返したらおもしろ過ぎて、一カ月強、延々とシリーズ全巻リピートしてた(笑)

私は読み始めた時には、『華胥の幽夢』まで全部揃ってたので、
だだだーーーっと一気読み。

『月の影~』だけだったらハマってなかったかもしれない。

『月の影~』なんて心の拠り所が現れるのが下巻に入ってからだし、
その拠り所を主人公自ら蔑ろにするし。

そういえば、私は、
刊行順 無視して興味あるトコから読んでったわ!そうだった。←結構、問題ない(笑)


次に手に取ったのが『東の海神 西の滄海』。
十二国のうち2番目に長い治世を誇る延王・尚隆と延麒のお話。
ただただ尚隆好きなんです、ハイ(笑)

『月の影~』で陽子に力添えした延王・尚隆がめちゃくちゃ好みのキャラだったのだ(笑)

のらりくらりと無責任に見せておいて、
その裏でメチャクチャかっこいい(行動をする)☆っていう。

で、その尚隆が立て直した雁国の始まりと内乱を描くのが『西の海神~』。
描かれるのは綺麗事ばかりじゃないけど、王とは何か?国を守るとはどういう事か?
後に大王朝となる雁の礎がここに。

すると、この十二国で、
ただの女子高生だった陽子が登極してからどういう王になって行くのか、
またそれが気になってくるじゃないですか!

陽子がヒロイン然としてないとこがいい。

不器用な陽子が、王としての自分の在りようを見つけ出すまでが『風の万里 黎明の空』。
私はこれが一番好き。

いやー、陽子、カッコイイ。

そして、陽子の傍に常に控える、これまた不器用な麒麟・景麒。
彼の陽子に出会う前が気になったから『風の海 迷宮の岸』にw
異界・蓬莱に流され戻ってきた戴国の麒麟・泰麒のお話。

この泰麒こそ、『魔性の子』の高里 要。

戻ってきたはずの泰麒が、なぜまた蓬莱に帰らなければならなかったのか、
何が起こったのか、

それが描かれるのが『黄昏の岸 暁の空』。
陽子 登極から2年後のお話。
戴国からいなくなった泰麒捜索を軸に、
王としてちょっとだけ成長した陽子の姿が見られます。

戴が絡むと、また辛いんだけどさ~

で、この裏面こそ『魔性の子』なので、
この辺りで読むのが順番的には妥当?
刊行的には一番早いんだけど、私は小野さんの作品を初めて読んだのが『屍鬼』で、
その流れで『魔性の子』を読んだ気がするんだけど、
「泰麒」を知らないと気が滅入るだけの話のような・・・?←


で、短編集『華胥の幽夢』を先に読んで、一番興味無かった『図南の翼』を最後に読んだ気がする・・・

「一番興味無かった」だなんて・・・orz(反省

陽子も楽俊も延王も出てないんだもん、しかも、主人公が12才の女の子。

12の女子、とか、興味ねぇよぅ~
・・と侮るなかれっ!!(侮ってたのはお前だ

陽子の時代には治世90年、恭国女王・珠晶が12才にして昇山、天啓を得るまでのお話。
そんじょそこらのガキんちょのお話では無いワケですよ。

珠晶、カワイイよ!珠晶っ!

結局、どれもこれもがおもしろい。
シリーズ通して、少しづついろんな国がリンクしてるので、
繰り返し読みの無限ループの罠

(と、超名作に対しての今更なゴリ押し^^;)


私が持っているのは講談社のホワイトハートシリーズ。
最初はホワイトハートで(という事はおそらく)子供向けに書かれたファンタジーだったんだろうけど、
あまりの壮大さに後々、表紙を一新、挿絵なしで大人でも手に取りやすいように講談社文庫からも発刊。

『華胥の幽夢』以降、刊行が止まっていたのだけど、
この夏、新潮文庫にて”完全版”という形で再販、
以下、書き下ろしを含む短編集、長編新作が随時予定されとりまーす

山田さんの表紙・挿絵も描き下ろし!!

あー!憎たらしい~!
欲しくなるよね、持ってるけどね(>ω<)

元を返せば、
高校時代にすごくハマってる子がいて、メチャクチャお勧めされたけど、
当時の私は、文字といえばマンガしか読んでなかったし、
シリーズがすでに何冊も出てる、って聞いて尻込み。

「趣味:読書」とか適当に書いてたけど、
周りに京極夏彦(の厚み)をモノともせずに読みふける連中を前に、
私なんかが「読書好き」とか言うちゃあアカン( ̄∀ ̄;)<オラバで精一杯
(その後、京極さんの分厚さも克服しましたともw
『鉄鼠』読み終えたら、もう恐いもん(厚み)ない・笑)


読書に対して軽く挫折を感じてた(笑)時期だったので、
その時は申し訳ないけどスルー。


それから何年も経って、
勧めてくれたのは会社の先輩だったような・・?(先輩は講談社文庫版だったけど
(当時、妙に社内で読書ブームで、先輩たちが皆、読んでた。繰り返しますが、講談社文庫版・・)

山田章博さんがイラスト描いてるのに、
ホワイトハート版を選択しないオタクはいないでしょう☆←
(敢えてホワイトハート版買ったのなんてあたしくらいだったわ;)

新潮版は山田さんのイラストも素敵で且つ、
大人も手に取りやすい装丁になってる。

フラフラ本屋に寄ると買いたくなるのをグッと堪えて新刊待ちますよー、だ。



(」゜ロ゜)」<小野さあああんっ!早く戴を助けてあげてぇぇぇぇっ!!

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