高円寺Mission'sスタッフブログ

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海に行ってきました~!!!

2012-07-25 23:40:14 | 店長 辰野仁

とかく私は写真をとらない。写真が嫌いというわけではない。吉山という親友がいるのだがそいつが写真家で若いころはたいてい、いつもそいつと出かけていた。そいつは写真家になるのが夢で、いま、ウエディングやらブツ撮りやらで食っているらしく、いわゆる芸術的な写真家じゃないにしろ一応写真で食っている。半分、夢が叶っているという意味では俺と同じような感じか。そんな親友も今や2人の子持ちで、まあ、俺も子持ちだから、まあお互い様と言うわけである。そいつが何かと言うとシャッターを切る役目だったのでなんとなく俺がカメラを手にするっていうのは、藪蛇な感じがして、それ以来、カメラ=俺が手にするもんではない。という図式が出来上がったような気がする。もっとみなさんに解りやすく言えば、ギタリストがドラムの椅子に座ろうとはしないのと同義だと思ってほしい。そりゃあ座るギタリストもいるだろうけどそんなな事は俺が言おうとしてる事とは無関係だと言う事は、別に言わなくたって解るだろう。

 そんなわけで俺はとかく写真をとらない癖がついてしまったんである。しかしながらこうしてスタッフブログなんていうものができて、(とはいっても私が作ったのだが)昨日までいつになく4連休をとって家族で海水浴なんていうものに行って来たものだから、まあ、自分の番だし、おれが言いだしっぺだし、お約束どおり海水浴旅行の話を書こうと思うわけなんだが、まあ、こういう話っていうのはやっぱり写真がないとつまらないのかなあなんて思う。どうせなら見せたい景色なんかもあったし。俺は自分の家族の写真とかあんましWEBに上げるのは嫌だし自分か食ったものをさらすのもなんか嫌なんで、どうしたもんかなと思うのである。しかしまあ、とりあえず上げられるものを上げながらどんな休日だったのか紹介しようかと思うのだが。

 ウチの子供たちはお姉ちゃん5歳と弟3歳の姉弟である。初日はロマンの森共和国と言うところに行った。そこで妻の兄、すなわち私の義兄家族と合流した。向こうも2人子供があるのだが、姉妹である。あんまり天気が良くなかったんで最初工作室のようなところでキーホルダーなどを作った。しかしこういうとき、姉と弟の趣味の違いが如実に出るものだ。姉はとにかく義兄の子供たち(すなわち従兄)が少し年上のお姉ちゃんたちなのでそっちと遊びたがり、弟はとにかく乗り物マニアで変形自転車やミニSLのようなものに乗りたがり、きりがない。その夜勝浦のブルーベリーヒルズと言うやたら敷地が広いところに泊り、翌朝、その敷地内で、兎に餌をやったり、ブルベリーを摘んだり、丘を自転車で走ったりして遊んだ。この年になると、妻と自転車で並走するなんてことはこんな機会でもなければなかなかありえない。そうして丘のテラスで昼食をとり、そのあと安房天津の浅間山のふもとにある我が辰野家の墓を詣でた。

実は我が辰野家は明治末ごろまでは天津の地主であった。その辺りの半島は丸ごと我が家の土地であったらしいが、いろいろ訳あって曽祖父が中央区佃島へと上京し、土地も手放すことになった。妻はとかく墓参りが好きである。とういう俺も結構な墓参り好きである。どうにも墓参りを欠かすとうまくいかないことが多くなる気がする。そういう理由でうちの家族は年に2度は日帰りであっても必ず房州を訪れると言うわけなんである。

そこで草をむしったり墓石に水をかけたりして、そのあと近くの湾にある磯で義兄家族と子供らを連れてやどかりなんかを探したりした。運よく蟹がみつかったが帰るときに全てリバース。子供たちは持って帰って飼う。と言いだしたが、そんなもん飼えるわけがない。3日もったら関の山だ。それにしてもこういう心境は親になってみないとわからないものである。どう考えても俺だって子供の頃だったら持って帰りたがったし、飼えるという確信をもってそう発言しただろう。だが、もちろん飼えた試しなんてないし、そういう小動物を飼おうとして何匹殺したかわからない。大人になって親になると、そういうのがわかるのだなと。

そこで義兄家族と別れ、そこから館山のレモンツリーと言う我が家のみんながお気に入りのペンションに移動。近所のあさみという地元料理の名店で夕食をとる。房総に来たら食わなくちゃならないのがアナゴとさんが焼きである。アナゴはてんぷらで2本食った。さんが焼きはイワシやアジを叩いてなめろうにしたものをつくねのようにして焼いたものである。これがうまい。店によって作り方も違うし、でもこの店のさんが焼きは本当にうまいのだ。地元の山海の珍味があるにもかかわらず、子供たちが飽きてしまうので長居はできない。せいぜいビールの大瓶一本も飲んでちょいと肴をつまんだら宿に帰らなくてはならない。

なにしろ、今回の旅行ではかつてないほどあんまり酒を飲まなかった。宿でも初日に飼ったサントリー角の700瓶が、3泊で半分くらいしか減らなかった。でも、あんまり酒を飲んでないのにストレスがなかったんである。まあ、楽しければ酒は少量でいいという事か。

翌日、館山の沖ノ島と言うところに行こうかと言っていたんだが、既に行ったこともあったし、午前中は根元海岸という白浜の海岸に行ってみた。ビーチの砂は白く、人も少なく、波も穏やかで遊びやすかったが、海の家がなかったので子供連れには少々つらかった。このビーチ少し南東に磯があってそこでシュノーケリングをやった。こどもたちはまた、やどかりを探して、どうやらアメフラシをたくさん見つけたらしく、あとで聞いた話でえらく気持ち悪がっていた。俺はなにしろ磯に潜るのが好きなもんだから、そこでちょっと家族から離れて潜っていたんだが、そこで足の裏を切ってしまった。

妻がレスキュー隊から絆創膏とビニールテープを借りてきた。なんでビニールテープなのかとおもいきや、なるほど、水気があって絆創膏はすぐにはがれてしまう。しかしビニールテープならはがれないうえに水も入らず、傷口をしっかり圧迫できて一石三鳥。これなら海に入る前にあらかじめ足にビニールテープを巻いておくといいかもしれない。なにしろあのマリンシューズというものは足は安全なんだがちょっとサイズが合わないと靴と足の間に砂が入ってきて気持ちが悪いではないか。今度海に行くときはビニールテープをあらかじめ巻いてしまおう。

そのあと千倉まで足を延ばして船のモニュメントに乗ってみたり、水槽の魚を眺めたりして、今度は南房パラダイスのカフェまで行ってマンゴーソフトクリームと、俺はドラゴンフルーツのジュースを飲んだ。それから館山市内の湾に新しくできた多目的桟橋で夕陽を見て、市内のコインランドリーで洗濯をした。その時娘がランドリーにあった絵本を持ってきて呼んでくれと言ったのだがその本は阪神大震災で亡くなった家族の物語だった。この本はちょっと悲しいお話しだと思うけどいいの?と聞いたらいいと言うので読んでやった。そういうものをどう感じていくのか。子供の心を教育していると感じるとき、俺は人間としてやるべきことをやっているな。と思える。

そのあと里見の湯というスパで風呂に入り、食事をしてペンションに戻った。この時も俺は全く酒を飲まなかった。ペンションに帰ってのグラス一杯だけハイボールを飲んで22時には寝てしまった。なんて健康的な生活だ。

朝は7時に目が覚めて充分睡眠をとったなあと思えた。そして朝食をとる。朝食はペンションの庭のテラスでとる。そのあと庭で子供と少しじゃれてから、妻と最後の今日はどこの海に行こうかと相談する。子供たちはとにかく海よりプールに行きたいとせがむ。じゃあ、木更津あたりまで帰って有名な大型アミューズメントプールに行ったらどうかと俺が提案すると、妻は一度動いてそこから飼えるのは労力がかかるし、大体そんなところはお金がかかるという。

そこでペンションに近い、白浜フラワーパークというところに行った。そこは施設が古かったので最初俺は嫌だった。だが行ってみたら施設は古いがそれ以上に自然のロケーションがよく、おまけにすいていた。すいているというのはいい。きっとみんな俺と同じような発想で外観が古いからあまり寄りつかないのだろう。だがここが天国だった。なんと海に出られたのだ。しかも砂浜と磯の複合型で、磯では海女さんがアワビをとっているほどの本格的な岩場だ。そこで2メートルくらい潜れたのだが、水がきれいで水中が明るい。昔行ったフィジー程じゃないが、グアムの遠浅と同じくらいきれいでグアムのそれよりずっと面白かった。水色やオレンジの魚がいたし、ウツボかアナゴのような長い魚だとか、結構な大きさの蛸もいた。外洋に直接しているのでちょっと怖いが、次回もまたここに来たいと思えた。子供たちもプールを満喫できて最高の最終日となった。

そのあと館山の道の駅でお土産を買って、水槽のさかなに餌をやるイベントやナマコを触って遊び、家路についた。

ライブハウス業界に入って以来はじめての4連休であった。こういう休日が取れるようになった事を嬉しく思う。来年も出来れば取りたいものだ。