こんな事で無駄金を使おうとしている政府に文句を言いたい、15年前位の話なら推進賛成としたいが、今さらなら遅いスタートだ、情報通信はデジタルそのものだから、とにかく遅いし先進性が無いように思う。
そもそも日本は技術開発が長年停滞していた責任は、政府のサポートがなかったのか、民間企業の努力が足りなかったのか、何れかの検証を以前に行っているべきで有った。日本国内で製造していたパソコンはなくなり中国依存してしまった、メインフレーマーも富士通か日立が存在感を出して欲しいがこれも手遅れで、中国に大きく後れを取っている、サーバーも海外依存で、基本ソフトも海外依存で、もしかしてコンセプトも海外依存するかもしれない。
今から50年前にコンピュータに出会った団塊世代としては、当時の花形職業として注目されたコンピュータ関連の専門職が有った。
ハードウエアーはIBMがこの業界の王者で有って、日本の大企業はIBMマシンを導入していた、国産はクーラー室に閉じ込めていないと長時間連続稼働が厳しかった時代です。それでも当時のエリート達が選ばれ徹夜してでもソフトの開発が行われていた、銀行のオンラインシステムは43年前の英国より進んでいた、当時少し長期に滞在していたので口座を開いて持参したお金は入れていた、それを帰国する時閉鎖するため異なる支店2つに行って手続きしたが、最初に下した残高が通帳に記帳されてなく、2つ目の支店で全て下したが最初に引き出した記録がアップデートされていなかったので引き出した金額が残っている状態、当時はまじめで有ったから最初の引き落としを説明し、残り部分だけで解約したが、もう2度と英国には行かないつもりで帰国したので、最初の引き出し金額も貰えば良かったのではと、支店を出てから気が付いた、日本はこの点で支店間でこんな初歩的なミスは行っていなかった。
長年日本は自前主義で自分たちが行い事をシステムに組み込んでいたから効率は悪く、無駄と思える事の作業として行っていた。今に思えば何だったのかと思える日本的なことに労力を使い果たした。
1980年代に日本も人工知能ブームが起こっていたが長続きせず5年位で終わったような感じです。
当時遅れた英国でなく進歩的な米国、それも今では当たり前に言われているシリコンバレーに居たり年間何度も訪れていたのでシリコンバレーやスタンフォード大学、ベンチャー企業等多くの現地企業とコンタクトを持っていたので何年かは大変充実したビジネス経験と生活や楽しみ方を創造できた。
その後しばらく異なるジャンルの仕事したので、進歩的なIT関連には疎くなった、この時期にヤフーやグーグルが勃興する、インターネット時代となる、ハードからソフトに完全に移行していたから、頭脳とアイデアで若手に大いなるチャンスが訪れた、大きなベンチャーキャピタリストが幾つも有り、資金獲得に何も問題ない環境が出来上がっていた。
日本は彼らのコピーでしかなく2000年代になると大きく後れを取るし、中国の台頭が世界を驚かせた、日本は何をするにもリスクにチャレンジする勇気が無くなってきた、何となくベンチャー的なのにチャレンジしても資金力がなく中途半端、基本ソフトは米国に抑えられているし、足を引っ張る人間や政府が表れて遅くなるばかりで、時代から取り残された国になってしまったのが残念だ。
行政のデジタル化もマイナンバー制度さえも構築できなかった現状から判断してコンセプトはいつものパターンで外注するだろう、今回は電通に頼めないし、アンダーセンかな、この分野も米国系コンサルが受けるで有ろうと、空しい未来しか見えてこない。