日本の少子化が急に始まった訳では無いのに、慌てている政府は何なんだと疑いたくなる、少子化が始まっているのに新設の大学や学部が誕生している、安易に教育の場を都心部へと移転も行っている、以前は郊外へと新規キャンパスが誕生していたが、今は都心への回帰で有る、勉強する場とアルバイトや遊びに関心が高いからで、これが学生とかその親へと甘えが広がった結果で、大学は勉強する場ではなくなっている。
我々は第一次ベビーブーマーだから、同学年が200万とか250万人もいた、大学を作らなければとして幾つかの大学が誕生し、学部の増設も行われた。大学に行くか行かないの判断は18年後だから、この間に考えれば良いが、3年から5年の期間が有れば十分だ。今は史上最低な生命の誕生で約80万人は少ない、これが10年も続けばその国への期待は下落する、人口は徐々に増えていないと国の存在感も落ちる。 その危機感を政府が持たないといけないが、5年以上前からこの危機感が薄れていただろう、コロナの影響でキスも出来ない程に委縮してしまった社会行動では、子作りにも積極的になれないだろう、この3年のロスタイムが様々な形として出て来るだろうと思っている、有る面危機意識として考えなければならない。
歴史の有る国立大学が今困っているのが、この半世紀もの長い期間に教えの中身が「時代に即応してない内容で有ったこと」だ、教授になった年齢が遅すぎたとか、他大学からの助教クラスが来てくれてないとかの世界の変化の中でもまれた若手の教育者が育っていなかった事に気が付いたのが遅すぎた事だろう、と思っている、実は20代の半ば頃に大学の教授を講師として産業界向けに2から3日間で今必要な主に技術的内容をレクチャーする場を持っていた、1ヵ月に短くて4講座から6講座で有る、教えていたのではなく運営者とか企画で関わっていた。これは若い頃の経験だから後にはやっていて良かったビジネス経験で有る、何より自分も勉強になったし、多くの学会や産業界と付き合いが出来た事だ。
この間に海外の教育機関を訪れる機会も有ったので海外の大学教育の在り方は参考になった、大学が社会に向けて講座を沢山持っていた、これも参考になった、時代や産業の変化で教育の中身は変えていかないと遅れる事になる、これを半世紀も変えずに教えていた教授が居る事など、他人の事に関知しない事を優先したからで、これでは授業料を払っている学生に謝るしかない。
時代遅れの授業内容と新規講座が増えて行くと感じる、これには他大学間の競争が起こった事だ、そして論文の多くがスパコンに入っていて、その中から最適な表現や模範解答を導き出してくれる、最近の話題は米国のベンチャー企業が、「人工知能と文章表現」を無料で使えるソフトとして公開した事だ。 「ChatGPT」で米国では昨年の11月にアナウンスして、世界で話題になっている、日本へは最近のニュースとして話題になっている、日本語で入力して日本語で答えをもらう、これを略瞬時に出来る事だから関心を持つのは当たり前だ、マイクロソフトが多額の資金を投入した、このベンチャーはテスラのマスク氏が当初の投資者になっている事だから、彼の先見性にも注目される、現在は悪事に使われる事と質問の答えの完成度が高くて、これでは卒論や博士論文なんか簡単に造れると不安視されてもいる、使い方次第での評価が分かれているが、これから様々なアプリとの関係性でより便利になるか、悪用が起こるので、制約、規制等様々な課題を克服して、成長するかもしれない、ので注視は必要だ。