東京から300万人以上が地方へ移転してくれたらと願望を持つが、田舎者なのに地方へ移転するのは少ない、定年後に田舎に移住は話題にはなるが、必ずしもバンザイ記事ではない、馴染めず長年住んだ街へUターンが多いと聞く、移住に関する月刊誌が有る程に関心が有るが、具現化する人は多くない、気掛かりな現象というか、将来の予定だが未定と言う、定まらない人が多い、田舎と言っても数百人程度が住む田舎ではなく、数万人以上が暮らす市か町がお勧め、畑や山しかない田舎は、菜園とか木々を眺めて暮らしたい人には良いだろう、最近はキャンプブームとかで田舎の山林を百万円前後で買う人がいるらしいが、これはブームの話に乗っただけ、数年後には話題にもならないで有ろう、管理して維持するのは体力が要るので根性がないと無理とハッキリ言える。地方の中核の市・町が活性化する事だが、何十年もの長い期間を放置した結果が今の疲弊した日本の地方の姿だ。
地方移転が良いのは、そこは大地震や津波がない、自然災害が少ない事は重要だ、これは事前に調べれば判る事、年金が有れば自分たちが食べる野菜は作れる、鶏とか豚を飼育する、海が有れば尚よい、これは後何年生きられるかに関係するが、日本は食料危機が起こるだろうと想像している、これが最大のリスクで生き残る為には取り合えず食べる物の確保かそのルートが有る事です。
体力が有ればその田舎の道路補修とか壊れた家の修理とか月に3万から8万円位の収入が有れば良いと考える、前提はベースとなる年金等が有る事。
その為にはその自治体が中高齢者に、これこれの収入源が有る事をアピールする事で、重要なこの部分が抜けているのが現実だ、数百人分が有る事ではなく数十人分が有れば良い、移転組は健康とやる気が最大の武器となる。
東京には余りにも多くの無職状態な人が居る、企業も今はリストラ中で高級取で40代と50代は要らないと思っている、組合がそうはさせないと頑張っても企業の存続に関係する、経営が下手だから競争に負けている、日本の欠点は技術系が会社の主力産業でも、そこに技術畑出身の社長でない事が問題だ、文系に技術や将来性は判らない、日本は今や物を製造して外貨を稼ぐのでなく、サービス産業から収入を得る、と言ってもそのサービスは何なんだ、日本に稼げるサービスなんて無いに等しい、1990年頃までは製造業で稼げたが、それが韓国と中国に盗まれて、今や日本で造っているのは素材と部品だけ、付加価値のある商品は略ない状態だ、自動車関連もEV化で大転換が必要だ、日本はこの分野だけは製造と技術革新を手放してはいけない。
日本は非常に情けない状況に有る、国債を発行して食い繋いでいるだけ、自国通貨発行だから国は潰れないと言う学者がいるが、借金に変わりはない。
米国はこの移転では活気が有る、土地が十分に有るから出来るが、半世紀前に少し暮らしたシリコンバレーから企業が移転している、当時だってそんなに余裕が有ったのではない、当時なかったグーグルとフェースブック、テスラ等数万人規模の社員を抱える企業が現れたり、ベンチャー企業も多く起業されている、その頃の日本企業はNECと富士通だけで、日本人も少なかった。
パロアルトの住宅地で下宿したが、当時で4000万円位した平屋の住宅が、今や3億から4億円している、ベイエリアは何処もオフィスに余裕がなくなっている、よって今このエリアから移転しないと、ビジネスも暮らしも成り立たない状況だ、南カリフォルニアにも医療系産業が起きたり、オレゴン州には半導体産業の移転が有った、シアトルは今やマイクロソフトやアマゾン、そして医療分野も多いエリアになっている、冬は雨が多くて気が滅入るが、将来は住みたい街の常連となっている。
テスラーはテキサス州サンアントニオに電池の工場を建てて、本社は移転した、HPの関連会社も移転、トヨタも南カリフォルニアからダラス近郊に米国本社を移転、テキサス州は日本の約2倍の面積が有るが、人口は3000万人の手前位だろう、年々人口が急激に増えているから分からない。
収入の手段が有れば人は動くのがアメリカで、ベイエリアは満杯状態だから移転するしかない、狭くて価格が高い家を売れば、テキサスで余裕の家が買える3千万円位から5千万円も出せば広い土地付きが買える、筆者はダラスとヒューストンには行ったことが有る、JALはダラスーフォートワース空港への直行便が有る、日系自動車会社の工場が各州に有るから中南部のテキサス州への移転は正解となるだろう、保守的で共和党員が多い州だが、カリフォルニア州よりは大きく、人口は1千万人位は少ないだけだが主な4都市周辺なら十分な都会だから暮らすには問題ない。
こんなダイナニズムを日本に望んでも無理は分っている、7割が山の日本は危険が多過ぎる、自然災害だが、遷都の話題も無くなっている、東京の日本橋から八重洲、有楽町周辺は大改造中だ、こんな都会に金を投資して大地震が来たら一巻の終わりだ、渋谷も大変身したが、正直自慢する程ではない、危険が多過ぎるのが日本の欠点で、無駄な開発となる可能性が有る。
資金を回収するには25年は掛かるだろうが、それまでに首都直下型地震がない事を願うだけだ。この前の震度5位で大混乱したが、この程度は頻繁に起こるかもしれない、高層ビルのガラスは外に飛び散る、それが歩行中に起こったら最悪の状態になる、身の危険が及ぶリスクが多いのが東京と言える。