ベンチャー企業にはキャピタリスト、エンジェル投資家が居て尚且つ彼らが十分な資金を提供しないと、育たない、日本のキャピタリストは銀行や証券・保険会社がバックに居て資金を流すが、基本サラリーマンだから思い切りが無い、数億円程度なら彼らが所属している会社の判断で投資で出来るだろうが、その先へは行けない場合が多い、数千億円以上の資金提供は銀行融資が最良の方法だが、それに銀行が融資するケースは、既に実績が有る会社で、社歴が10年以上有る企業となる。
目先で動いて居る会社は有っても数年程度の実績は必要だ、これが原因で思いきれない場合が多いのが殆どだ、開発社員が数百人はいて、先鋭の技術者の確保もスケジュールが出来ないと思わぬ落とし穴に落ちてしまう、スピードも大事な要素だ、こうして資金、技術者、スピードが有機的に結合して居ないと前進はない。日本はこれが有るからベンチャービジネスが育たない、チャンスが遅れる事は頻繁だ。
東京で見掛ける乗り物系で電動スクーターとか同じく太いタイヤで走ってるモビットとか言う乗り物、これは足で漕がなくても走るし、スピードが出せる、歩行者からすれば危険な乗り物で最初、これはバイクかなと思った程だ、直ぐに規制を掛けるかと思いきや、遅れるらしい、警察は何をしているのか近所だけでも1日に何台も見掛ける、これらは日本人が日本で開発しているかかと思ったが、中国だ。同じくドローンが普及して15年位経つが、これも日本人が得意とされる飛行物体だが、小型で商品化したのは中国で有る。 中国には驚く程のサプライチェーンが有るから直ぐにアイデアさえ有れば作るのだ、勝手は日本に有った直ぐに造る工場的なものがなくなり、中国に有る。冷風や温風が出せる小型の機器が有るがこれらも中国製だ、冷風は買ってないが温風が出せるのは今年の始めに購入した、5千円もしなかった。冬場をこれで乗り切った、重宝している。こうした小型で機能は単純だが必要な物が有る、恐怖の暑さだが持ち運び出来る顔だけに風を当てる扇風機なんかはよく売れていると思うが中国製だ。
こうして日本が得意分野で有りそうな商品を、今や中国が先行して開発し、全世界で販売している。 シングルユースを安く提供出来るのは中国だ、日本なら簡単に造れるよと言うだろうが、早く市場に出した方が勝ちだ、多機能なエアコンや洗濯機が有るが、高いのは数十万円はする、個人的には2層型の洗濯機が欲しいのだが、1モデル位が有る程度だ、チョイスが少ない。 こうして、日本は物造りをしなくなった、高付加価値商品が造れれば良いとは言えない、日本国内で造れる工場が無いから、中国に頼るしかない、もし中国が日本には売らないと言えば、日本は直ぐに窮するのだ、3割位は国内に製造工場は必要と思うが、これを判断するのは国民だ。