日々の買い物で物価が上がっていると気が付いている方は多いと思われる、メーカーは価格で上げるより、袋詰めした量を減らした方が直ぐには気が付かないので、普通はこれを手法として使います。
既に始めている企業は多いが、これからは略全ての商品が値上がりか、量の調整をします。受け入れるしかないので、これからは買う量を2割は減らさないと全体のバランスからして家計負担が増えます。モノだけでなく電気やガス等のインフラ関連も当然上がります。では値下がりはと考えるが、これは思い付きませんのでリサイクル品となるでしょう、これは現状かなりの量が倉庫に溜まっています、これを狙うしかない、衣類なんか1回洗濯すれば中古と思えば良い、リサイクルでも今は質が良い。
筆者は会社勤めでないからワイシャツを着る事はない、着古したワイシャツをこの寒い時期に着ようと思っても生地が薄いから寒く感じるので、今はリサイクル店で厚手の綿100%を買って着ている、暖かいのを実感しているから、ワイシャツは春以降の出番となる、それにしても買い物客は多い、男性でも現場の仕事なら作業着として十分だ、何より安い、ペンキ屋なら毎日取り換えても安ければ100円、普通なら300円だから負担と感じさせない、年金暮らしの高齢者には有難い店だ。
給料は上がる方向には行かない、特に日本はこの30年どれだけアップしただろうか、減った実感は誰でも感じているが、実際こんなにアップしないで働く気が有るとは立派だ、民間企業は相対的に給料は上昇してない、特に日本国内では上げられる要素がない。
給料がアップしないで、物の値段はアップするから当然生活を打撃する、その比率が平均すれば二桁にいかなくても、物によっては3割位アップするのが出てくる、日本だけでなく生産国は全て値上がりの影響を受ける、一時的な要素ではロシアのウクライナ侵攻危機だ、今外交努力で話し合いが行われているが関係国でない日本は様子を見る以外にない、外交力がないから蚊帳の外だ。
ロシアからの天然ガス輸入が4割は依存し過ぎだが、欧州の製造国や贅沢な生活している国は直に打撃を受ける、それでも価格は日本の消費者が高いお金を払う結果になる、日本は島国で欧州の様にパイプラインで輸送出来なくて、一度液化する、それをLNGと言ってガスを凝縮して、専用船で運ぶ、日本に着いたら又戻す工程が有る、これでは誰でも価格アップは当然と思うだろう。
石油生産国アメリカでも以前は50ドル位の取引額で有ったが今は90ドル以上で100ドルになるかもしれない、車社会のアメリカでは毎日運転するからこんなにアップすれば影響大だ。
アメリカや欧州では物価は高い、30年位前でも食事は朝は軽食を買ってホテルの部屋で食べていた、必ず昼と夜は外食するがこれが高い、1000円前後では食べる物がない、2000円から2500円は必要だ、夜になると特にフランスは高い、簡単な食事でも4000円位はする、これでは気軽に欧州には行けないと感じた。それでも用事が有るから10回以上は行っている。
社員の給料は当時の日本から比べたら多かった、彼らが余裕で生活出来るのは給料の差だ、要するに給料が高いと、物価も高い、それが米国の大都会と欧州の都会では言える、しかし誰でも当てはまらないから、職種が重要となる、稼げる職種でないと苦しいのは国は関係ない、欧州なんか組合がしっかりしているから、この点で日本は不利だ、国の仕組みに無頓着では済まされない、しかし日本は先進国とは言えない程に働く場に不公平感が有る、社会の成り立ちが熟成してないと感じる、日本の会社も初任給で4000万円出す会社が現れた、一人しか該当者は居ないだろうが、これは貰える人は公には出来ないだろう、中国でも先端技術でならこの位は出す、この人数は日本より多いが期間は短いのが普通だ、競争が激化している分野の専門性が有るかどうかで決まる。
公務員人気はこの半世紀変わりない、不景気でも大幅減はないから安定職業、誰でもなれないからコネの社会だ、役所にぶら下がっている団体の職員になる方法も有るがこれはコネが有利に働く、本来はこんな事は許せないが、日本には長く浸み込んでいる風習だ、これが日本が進歩しない一つの原因でも有る。
いわゆる閉塞感だ、ドン詰まり状態とも言える、今は中堅オヤジは「働かないオヤジ」として嫌われている、大した仕事をしてない様に思われる光景が社内で日常かもしれない、これではテレワークを採用して会社には来なくて良いとなる、そうすると飲みにケーションがないから、家族や住まいの周辺で新たに交友関係を築く必要が出る、これは男性には苦痛だ、長い間無視していれば良いと感じていたからで、これからライフチェンジにどう取り組めるかで生活を楽しめるか、苦痛を味わうかになる、大変だ。