かっちゃんのお魚ブログ

ヨシノボリ類、小型ボウズハゼ類など淡水ハゼの採集・飼育・撮影。 (※スマホの方は一番下からPC版へどうぞ)

神奈川県立生命の星・地球博物館 魚の会(うおのかい)講演会 (2016/05/29)

2016-06-17 00:09:56 | お魚
魚の会(うおのかい)講演会に行ってきました。

会場は、神奈川県立生命の星・地球博物館です。





建物が生き物の顔みたいに見えます・・・(笑)
箱根登山線の入生田駅近くにあるので、箱根山の緑を背景に緑が綺麗でした。

今回の演題は、ヒラムシというあまり聞きなれない生き物のお話です。
岩の下に生息している海の生き物で、名前のように平べったい形をしています。
お魚ではありません。

講師は、千葉県立中央博物館分館 海の博物館の奥野先生です。
お名前は難しい字で、見つけられませんでした。
ご容赦くださいませ。





ヒラムシは太平洋戦争前は良く研究された生き物でしたが、いまではヒラムシの分類学は盛んでは無いそうです。
どの分野にもつきものの後継者不足が、すこし違った意味ですがあるように思います。

伊豆下田にあった三井海洋学研究所が盛んに研究された施設のひとつです。
名前から窺えるように、三井財閥の元で潤沢な研究資金が提供されていました。
戦前の財閥の力は強大で、特に財力は小さな国家かというくらい圧巻だったそうです。
敗戦により否定され解体された財閥ですが、全てに悪という訳でもないようですね。

ヒラムシの面白いところは両性具有、つまり1個体が♂と♀を兼ねているところです。(他にも特徴はあると思いますが)
役割分担を決めるのは、簡単に言うと決闘です。
戦いに負けたほうが♀として、卵を産みます。

求愛は決闘というと不思議ですが・・・
生き物の歴史は、進化と絶滅の歴史でもあります。
現代人の目に不思議に映っても、生き残ってきた生物の形態や習性には、生き残るのに適した何らかの合理性があるはずです。





原因があって結果があり、その結果が別の事の原因となる。
結果論にならないためには、因果関係と時系列的展開を客観的に捉えていく事が必要です。

これは現代人のコミュニケーションにも通じる点があると思います。
時系列的に話の流れを追ってみると、ある時点から内容が変わっている事があります。
意図的なすり替えか、はたまた状況の変化なのか・・・

「考える」って楽しいもんです。

お魚の話からだいぶ離れた記事になってしまいました。
このところ残念なのは、夜の部(懇親会?)に参加できていないことです。
酒を飲み言葉を交わすのは、お互いを知るためでもありますからね。

新しい情報や知見は人との対話から。
そして、どーでも良い他人が、肯定する他人に変わるのも、ざっくばらんに言葉を交わすところから始まるのです。


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