雑草日記

花と猫を愛でています。

『星々の夜明け』

2010-09-02 23:47:03 | 読書

9月に短編集が出るということで、また読み直してました。

星々の夜明け』
フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス) (新書)

高里 椎奈 (著)

シリーズ最終巻のこのお話、すごく色々詰まってて面白かったです。
この人のお話はどれも、起承転結の「転」で、「はぁあ!?」というような転がり方をするんですけど、これはまた転がりまくってますねー。

なので先をちょっと拾い読み☆ということをすると、話の流れが分からなくなりそうだったので、さくっと一気読みでした(普段よく戻ったり足踏みする人)。
読み直したら、また最初の巻から読み直したくなりました。特にパラクレスの辺りとか。

それにしてもルースさん、「何でもお見通し」な顔してましたけど、1回マジでヤバかったことないですか?予定内のようにおっしゃってましたけど、あれで全てが終わってた確率低くないと思いますよ?ひょっとしてただの負けず嫌いですか?
あと、きっとアスフォデルさんは簡単には捕まらないと思いますよー(笑)。

ともかく。
これだけのキャラいてそれぞれ立ってるのが気持ちいいね!
短編集楽しみです。


『黄昏に祈る人』

2010-07-12 00:36:21 | 読書

ついにクライマックスですね。
話の先が気になって、ついついナナメ読みしてしまったので、今さらじっくり読み直しました。フェンの兄たちはどの人も癖があるというか個性的だなあ(笑)。懐かしいキャラなどもたくさん登場で嬉しいです。

次で最終巻。楽しみです。


『神の守り人』読了

2010-04-02 00:10:54 | 読書

読み始めたのはかなり前だったのですが、途中で他のことをやってたらそのままになってました。
読むの再開してやっと読み終えましたので、ずいぶん長い旅だった気がするけどきっと読書時間は短かったと思う。

 

神の守り人〈上〉来訪編 
神の守り人〈下〉帰還編   

上橋 菜穂子 (著) (新潮文庫) (文庫)

……バルサとタンダは、もう夫婦を名乗ってもいいんじゃないかと思う。というか本人たち以外は夫婦だと認識してると思う。タンダってホント健気だー。
 
そして今回出てきたロタの王族兄弟がツボ過ぎました。王弟がお兄ちゃん大好き過ぎて!でも30半ばという年齢なだけに周りがよく見えていて、自分の理想と立場と義務と情、どれか一つに突っ走るわけにいかず、手探りなバランスがたまりません。5歳になるという彼の息子も気になりますね。
でもロタ王……これでもかと死にフラグ立ち過ぎです(> <)。
この続きが読みたいけど、まだ文庫にはなってないんですよね。単行本でどうなってるのか怖い…。
 
あと、アニメの『獣の奏者エリン』が最終回迎えましたが、なんだか色々と納得がいかない終わり方だったので原作買ってしまいました。
所々見逃してるので全話見てないし、あの独特の演出がちょっと苦手で、演出部分はほとんど録画早送りでした…。あれは好き嫌い分かれるだろうなあ。
原作楽しみです。が、その前に別の本読んでると思います(^^;)。

『闇の守り人』読了

2009-10-01 22:05:40 | 読書


上橋菜穂子著

闇の守り人 (新潮文庫)

『夢の守り人』を先に読んだので、私にはこれがこのシリーズの3冊目だったのですが。毎回、世界は変わらないのに、見る人の目が変わることで世界がまるで違って見える感覚が好きです。そしてどのお話でも、したたかに毎日を生きてる人々が力強くて良いなあと思います。そして温かい。

この本でジグロの心が少し語られてますが、ううーん、複雑なようなシンプルなような。言葉でまとめるの難しいー。
何かにつけ、タンダのことを思い出すバルサににやにやしながら読んでました(^^)