雑草日記

花と猫を愛でています。

い、今頃『夢の上・1』

2011-01-27 20:35:36 | 読書
前のシリーズからちょっと間があったけど、新シリーズが始まって嬉しいです。
そんな多崎さんの『夢の上』。

――ホントは先日2巻が出てるんですが

雨林でいろんなものと一緒にカート突っ込みましたんで、届くのが遅くなってる模様…。天堂さんの新刊も同時に出てるし今月はウハウハに嬉しい月です。…あ、明日には届くんだって!

で。

夢の上〈1〉翠輝晶・蒼輝晶 (C・NOVELSファンタジア) [新書]
多崎 礼 (著)

実は蒼輝晶編を読んだのが最近でした←オイ
全三巻で短編(ってほど短くないと思うけど)を綴った連作になってまして。最初の翠輝晶編は即読了したのだけど、そのまましばらく放置されておりました…。というか色んなものに手を出して、小説3冊読みかけとか、さらにゲームも2作同時進行とかごちゃごちゃになってましたよ。

話が別れてるから途中で止まっちゃったけど、さすがに読み出したら面白くて一気読み。
最初の話とは語り手が変わるのでそれも面白いなと思いました。
全体的にちょっと人間が綺麗すぎるな~とは思う。でも重い話もそれで爽やかになってるのがいいかも。これは一人称がいい味出してるんだろうな。翠輝晶のアイナのポジティブさが好きです。

蒼輝晶編のアーディンは、子供の頃の彼が子供っぽく見えないー!大人の彼の語りだからかもしれないけど可愛げないぞ。でも逆に子供のイズガータがめっちゃ可愛い…! アーディン・フィルターがかかってるからか!?(笑)それにしても努力型の方々のストイックな生き方には、憧れる前に「いやいやいや、無理無理無理」と思ってしまいますわ… 
過酷なわりに面白いキャラだらけなのですごく楽しい。器用ゆえに可哀相なアーディンはじめ、今後がとても気になります。2巻読みたいー!