星をさがして (トクマ・ノベルズEdge) [新書]
張間 ミカ (著)
夏のお話なので、いま読むと臨場感あってピッタリですよー(笑)。
でもたぶん冬に読んでも夏を感じられるんじゃないかな。それくらい夏と夜の匂いが濃厚です。
好きなイラストレーターさんだったので購入した本。画集にもこの作品の絵が何点も入ってたので気になっていたのです。
買って驚いたけど…作者1991年生まれって…今年成人なん…。
若さゆえのパワフルさなのか描写の書き込みすごいです。修飾の多い文章が、スッキリした文章が好みの私にはちょっと読みづらくて、冒頭辺りで疲れて積んでしまってました。
が、面倒なところは流せばいいと気付いて読むの再開したら、これが面白くて…!修飾の多い文もシーンによってはとても印象深かったり、生き生きしてたり。描写力でこの作品のファンタジーな世界が目に見えるように感じられます。この世界観は好みです
正直、主人公には感情移入しづらかったけど。それでもこの主人公がなんだか好きなんですよねぇ。
やりたい事をやりたい理由がよく分からなくてもとにかくやろうとすることも、がむしゃらにやってる事の意味をときに立ち止まって考えてみることも、どちらも大切かもしれないですね。
あとノッピーがいいですノッピー!(笑)
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