ステップファザー・ステップ (講談社MOOK 講談社ペーパーバックスK) [ムック]
宮部 みゆき (著)
前々から気になってて、そしたら荒川さんイラストで新装されてまた気になって、でも何故かいままで読んでなかった作品。
このトリオ最高ですよー!
一応ミステリです。青い鳥文庫でも出版されてるけどミステリです。子供に読ませる内容ではないと思うのだけどどういう基準で児童書出版してるの講談社?
それはともかく短編連作ですが…回を追うごとに事件が血なまぐさくなってる気がするよ宮部さん^^;
世知辛いし切ないし悲しかったりするはずなのに、コミカルで温かい、そんな本です。
「お父さん」の受難記録ともいう(笑)
でも双子のペースに振り回されてるうちに変わってきて、その時々の苦悩とか葛藤とかが見てて面白いというか♪(酷)。さらに「おじいちゃん」にもあれこれ言われて
「お疲れ様ですねー…」
と肩をたたきたくなる、そんな主人公35歳独身。
やっぱ親父の「親はなくても子は育つが、子供がいないと親は育たねえ」というやつですか(笑)。
双子のちゃっかりしてて生活力高いとこがすごいと思う。でもそれだけじゃ足りないのが面白いところで、この作品のいいところなんだろうね
ちなみに読み終わるまで、主人公の「お父さん」の本名が最後まで出てこなかったのに気付きませんでした…
そういえば以前にも登場人物の名前が出てこない短編がありましたね。たしか「神無月」で、親父と岡っ引きと男と娘で…娘の名前はセリフには出てきたかな?何が起こって結末がどうなったかも書かれてないけど面白い作品でした。
でも君がこんなの読むなんて珍しいね~!
児童書向きかはともかく子供にウケるのは分かる気がする。
大人がどう思おうと、子供って割と何でも読んじゃうしね(笑)←自分そーだった
青い鳥文庫。
私も一応読んだよ。
子供たちにも人気だったよ。