学歴社会とは身分社会ともいえる。
故小室直樹は、教育制度を改めよ、
と本書でまとめている。
そして戦前は、学歴社会ではなく、
実力で判断する社会であったと例を挙げている。
また、戦略や大戦略が弱く、
ベンチャーが頑張っても、
アホな上層部が理解できないという悲劇を
ああ、今も繰り返している。
そして、日本のデモクラシーも弱いと。
明治欽定憲法で始まり、
戦後も占領軍に憲法を変えられ、
国民、絞れば裕福な国民層が、
自らの意思で行動し勝ち取ったものではない。
デモクラシー(民主政体)とは、
ユダヤ人が土着の政府から、
勝ち取ったものなのかもしれない。
現在の日本政府は、
諸外国から自立できているのだろうか。
次の時代は日本が作る、
そういう氣概で臨もう。