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糸と色と。組紐職人 藤岡かほりのブログ

今年の藤、見てきました

こんばんは
花粉症なのか全く鼻声が治らない組紐職人 藤岡かほりです。

5月にかけて爽やかな風が吹き、空気が心地良い日が続きます。
花も色とりどり。
特に紫系のお花が増えてきますね。

紫好きの私には堪らない、大好きな季節です🥰


そして今まさに見頃を迎えている藤の花が一番好きなのです!





“藤”岡ですしね☺️
藤は特別なお花です。



毎年、近場ではありますが(三重県内や奈良県、滋賀県)藤が美しいところへと出かけています。


今年は春日大社 萬葉植物園。
春日大社へは以前一度だけ訪れたことがありましたが藤って有名だったっけ…と調べると
社紋から早速『藤』がありました!

藤について | 春日大社

藤について | 春日大社

藤について 春日大社と藤 春日大社の社紋は『下り藤』です。藤は境内随所に古くから自生し、藤原氏ゆかりの藤という

春日大社

 





春日大社の境内、杉の大木に絡みついてまるで藤の巨木のよう。




因みにこのすぐ下には
『辛榊神社(からさかき)』
『青榊(あおさかき)神社』がありました。

辛榊神社は交渉をおまとめくださる神様『白和幣(しろにぎて)様』
青榊神社は争いを解決に導く神様『青和幣(あおにぎて)様』

それぞれ祭られています。


今“この辺のこと”について本を読んだり調べたりしているので気になって、つい写真を撮ってしまいます。
(あ、境内の塀の向こう側(春日大社敷地外)にも藤の花が見えます)




春日大社 萬葉植物園へも行きました。



その素晴らしさに圧倒され、「あぁ、何で今まで足を運ばなかったんだろう…」と後悔するばかり。



こちらは、藤棚は僅か。
池があり、川が流れその庭園に藤が自然にあるよう配置されているので(『立ち木造』)




目の高さで花を楽しめます♪




香りも上品💕



はぁ


うっとりです




藤は絡みついて蔓を伸ばし繁殖力が強いことから、長寿・子孫繁栄、
花は稲穂のように見えることから、豊穣

…と縁起が良いとされています。





商売をしているのに“垂れ下がる”ものをお店の前に置くのはどうなんでしょうかねえ…

と気にしていただく方がいます。




なるほど。


売り上げが下がるのは困ったものですが、




名前にも入っている大好きな花を愛で、それによって気分が華やぎ(今風に言うと、気分爆上がり?笑)、制作意欲も爆上がりで笑、良いこと尽くしです♪








この萬葉植物園で気になった『九尺藤』。



仕事で“尺貫法”を使用していますので、
九尺…
つまり約270cmあるっていうこと?!!!

と驚きましたが、調べてみると九尺ある訳ではないそうです(そりゃそうだ)



職業柄、ついつい目がいってしまいます笑






因みに、組紐は(主に帯締め)和装小物ですから呉服で使用される“鯨尺”(くじらじゃく)、と思われがちですが
元は刀剣の紐でしたから、今でも“曲尺”(かねじゃく)を使用して寸法を測っています。




藤から結局組紐(仕事)の話になってしまいました😆





ではでは

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