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糸と色と。組紐職人 藤岡かほりのブログ

組紐の丸台ワークショップ!

四日市市文化会館での展示会(ヒカリサク)期間中、別会場の三浜文化会館では凛九メンバーによるワークショップを行なっています。

ワークショップ開催日は週末のみ。



残すところ今週末30日、31日の2日間となりました。


組紐の私は最終日31日の担当です。
(参加枠が少ないこともあり🙇‍♀️早くから満席となりました。ただいまキャンセル待ちのみの受付となっております)



テレビなどで組紐の丸台をご覧になった方もいらっしゃるのでは。


真ん中に穴の開いた丸い面があり、先にオモリをつけた糸を周りにぶら下げ、その糸を動かしていく。

というものです。


「なんだ!簡単そう!」

グループで来られ周りで見ている方は皆さんそう仰いますが、いざ丸台を前にして始めようとするも、手が止まって「わかりませーん💦」という方が多くいらっしゃいます笑

そうなんです。
見るのと実際やるのは違うんですね。  



動きとしては単純です。
(ワークショップでは『江戸八津(つ)組』という組み方をします)





縦横2本ずつ、十文字に配置した糸。
対角線上にある糸を一本ずつ持ち、両手を使って動かしていきます。

基本ルールとしては『持った糸の隣の糸を一本飛び越えたところに置く』です。



スタート!
1️⃣


写真の場合、黄緑色の糸を持ち、隣の青色を飛び越えたところに置く(緑の手前)



次!(スパルタ笑)
2️⃣

緑色を持って、隣の赤色を飛び越えて青色の手前に置く。



まだ大丈夫ですね?


では3️⃣


緑色を置いた隣にある青色を持ち、今度は反対周りに。緑色を越え赤色の手前に置く。



4️⃣

青色を置きましたね。その隣にある赤色を持ち黄緑色を越えて緑色の隣に。


これでスタートの配置に戻りました!


終わりではありません。
ここからひたすら繰り返しです。


色が変わりますが、動きは同じです。
覚えるしかありません!


すんなり理解され、テンポ良く組む方もいる一方、覚えられない人は最後まで覚えられず、私が手を動かしてあげることもあります😂

泣きそうになる方もいます。
(こちらが泣きそうですが😂)


それでも最後まで諦めずに、自分で作った組紐を手にされるお顔は皆さん晴れ晴れ😄
「(大変だったけど)楽しかった〜!」と仰っていただき私もこの瞬間が最高に嬉しく感じます。




「伝統工芸って難しそう」が「楽しい」「面白い」と感じていただける機会となるようワークショップを行っています♪



凛九のワークショップ、残りは漆芸(漆絵付け体験)と、豊橋筆(穂先仕上げと大書体験)、伊勢一刀彫(だるまキーホルダー絵付け体験)があります。



漆芸と豊橋筆は30日。







伊勢一刀彫と伊賀組紐は31日。







参加お申し込みはいずれも開催2日前まで可能です。
まだ間に合いますので、夏休みの思い出にも是非いかがでしょうか🌸



お申込みはヒカリサク特設サイト内からどうぞ!
こちらから





会場は三浜文化会館。
小学校の校舎跡が懐かしい



入場の際は『外履き』から備え付けスリッパへ履き替えです。
必要な方は『内履き』をご持参ください。












開館40周年記念企画 『ヒカリサク』伝統工芸に未来のヒカリを🌸展  
■日時 2022年7月16日(土)〜9月4日(日) 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで) 
■場所 四日市市文化会館第2展示室










コメント一覧

kataya2110
分かりやすい組み方解説ありがとう!!
分かった気がする!(分かってない)
私は泣きながら最後まで手伝ってもらうタイプだな。( ー`дー´)キリッ
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