企業会計基準委員会は、2011 年末までのスケジュールを記載したプロジェクト計画表の更新を、2010年9月17日付で公表しました。
今回の更新は、主として、IASB と米国財務会計審議会(FASB)のコンバージェンスプロジェクトのワーク・プランが更新されたことによるものです。
また、基準諮問会議の提言により着手した「四半期財務諸表に関する会計基準の改正」及び「後発事象に関する会計基準等の策定」のスケジュールも反映しています。
主なプロジェクトの予定は以下のとおりです(2011年までに公開草案公表または基準確定が予定されているもの)。
2010年10~12月
・企業結合(ステップ2)(のれん償却等)と無形資産の公開草案
・退職給付(ステップ1)の基準確定
・特別目的会社の連結の基準確定
・四半期、後発事象の公開草案
(その他、収益認識やリースの論点整理も予定されています。)
2011年上半期
・企業結合(ステップ2)(のれん償却等)と無形資産の基準確定
・連結の範囲の公開草案
・非継続事業の表示の公開草案(または基準確定)
・公正価値測定・開示の基準確定
・四半期、後発事象の基準確定
2011年下半期
・連結の範囲の基準確定
・非継続事業の表示の基準確定
・収益認識の公開草案
・金融商品の公開草案(減損やヘッジ会計も含みます。)
・退職給付(ステップ2)の公開草案
・リースの公開草案
・認識の中止の公開草案
・引当金の公開草案
全体としては先送り気味ですが、それでも、企業結合、金融商品、退職給付、収益認識、リースなど、重要な改正が目白押しです。
ASBJがIFRSコンバージェンスの新計画表更新、「四半期」や「後発事象」を追加(ITproより)
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