学校法人大阪産業大学傘下の大阪桐蔭中学・高校が教材費などを幹部らの交際費などとして1億円以上不正流用していたという記事。
「府私学・大学課などによると、同校は毎年度初めに、生徒の教材費や実習費を「概算額」として多めに見積もって保護者から徴収。業者に支払った分との差額を返金せず、学校側の口座にプールしていた。出入金記録が2005年以降しか残っておらず、流用の期間や総額は不明だが、少なくとも1億円を超えるという。裏金は幹部らが学習塾への渉外活動費などの名目で使っていたという。」
この不正とは関係ありませんが、学習塾というのは接待を受ける立場なのだということがわかりました。児童生徒の進路も学習塾が決めているということでしょうか。
大阪桐蔭:教材費を流用…1億円、飲食代などに(毎日)
「同校で昨年秋、保護者から徴収した模擬試験の受験料の一部を簿外管理する不適切な会計処理が発覚した。これを受け、運営主体の学校法人大阪産業大学が弁護士らによる第三者委員会を設置して調べていた。模擬試験をめぐる裏金は少なくとも10年間で数千万円に上るという。」
大阪桐蔭、不正流用1億円超 教材費余剰金でブランド品など(日経)
「府などによると学校側は毎年度、教材費の「概算額」を徴収。業者に支払った後、実費との差額を同校名義の口座で管理していた。文部科学省の学校法人会計基準(省令)は、全ての取引について正確な会計帳簿を作るよう学校法人に求めているが、同口座は学校法人会計に含まれていない。
口座からは定期的に金が引き出され、ブランド品の購入など1億円超が本来の目的以外に使われていた。」
保護者からの教材費などの徴収、そこからの業者への支払という流れが、学校法人の会計から除外されていたとすれば、問題でしょう。外部の会計監査からももれていたことになります。学校法人会計の中で、不正な支出をやっていたとすれば、それはそれで悪質ですが・・・。
こちらも学校法人の不祥事。
堀越学園:元理事長に詐欺破産で懲役2年判決 前橋地裁(毎日)
「判決によると、××被告は一昨年6月に破産手続き開始決定を受けた同法人が管理する現金約1236万円を高崎市内の自宅に隠すなどした。」
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