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元公認会計士が再審を請求 「虚偽記載はなかった」(共同通信より)

元公認会計士が再審を請求 「虚偽記載はなかった」

元公認会計士の細野祐二氏が、東京地裁に再審請求を申し立てたという記事。

同氏は、証券取引法(現・金融商品取引法)違反の虚偽記載の罪で有罪判決(執行猶予付)が確定しています。

「東京地検特捜部に2004年、証券取引法(現・金融商品取引法)違反の虚偽記載の罪で起訴され、執行猶予付きの有罪が確定した元公認会計士細野祐二さん(69)が20日、東京地裁に再審請求を申し立てた。当時の会計基準に照らして虚偽ではなかったと主張し、新証拠として会計の専門家の意見書などを提出した。」

弁護人は、「無罪請負人」の弘中弁護士です。

キャッツ事件のことだと思いますが、事件の解説などを読む限りでは、粉飾はあったといわざるを得ません。経営者との共謀はなかったといった主張ならまだわかるのですが、虚偽記載はなかったという主張では、無罪請負人でも再審のハードルは高そうです。

当サイトの関連記事(「会計・監査ジャーナル」に掲載されたキャッツ事件の判決の解説記事について)

 

 

 

 

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