会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

大人気の東京スカイツリーを横目に大苦戦(ダイヤモンドオンラインより)

大人気の東京スカイツリーを横目に大苦戦
オフィス棟ガラガラで坪単価も急降下中!


東京スカイツリーの隣に建つオフィス棟の「東京スカイツリーイーストタワー」が大苦戦中であるという記事。

「東武鉄道が7年がかりで手がけた大プロジェクトは、一見するとすべてが順調にいっているように見える。が、燈台下暗しとはよく言ったもので、ツリーのお隣に建つオフィス棟の「東京スカイツリーイーストタワー」は、大苦戦中なのだ。」

「オフィスとして入居できるのは13階から29階の全17フロア7731.91坪。現在のところ成約率は25%で、入居者は4社。大手ゼネコンの大林組、エレベーター大手の東芝エレベーター、ジオテクノス、エコシステムジャパンだ。このうち、大林組はスカイツリーの設計・建設を担い、東芝エレベーターはスカイツリーのエレベーターを納品している。この2社はいわば“身内”に近い。

 1フロアは4区画あり、“身内”の2社は13階の2区画に、他の2社は14階の2区画に入居している。現在のところ、15階から上は誰も入居していないということだ。」

「大苦戦とくれば、当然、賃料単価は急降下している。

「3~4ヵ月前は坪当たり2万5000円だった。しかし、今は1万8000円近辺。そこまで下げて、ようやく問い合わせが入るようになった」と、ある不動産仲介会社の営業マンは話す。

 しかし、1万8000円でも、まだ割高なようだ。別の不動産仲介会社の社員は「1万8000円は相談値でしょう。この値段で、やっと検討の俎上に上がる。実際の相場は墨田区なら1万~1万5000円くらい」。」

こういう話を読むと、減損が心配になります。まさか、スカイツリーといっしょのグルーピングにすれば大丈夫とは考えていないとは思いますが・・・。

もっとも、このビルだけでなく、市況全体がよくないようです。

「代表格は東京駅すぐの旧東京中央郵便局跡地に建つ「JPタワー」だ。駅から直結しており、超優良物件だ。しかし、「成約率は50%がせいぜい」だという。JPタワーでやっと50%なら、押上が苦戦するのは当たり前とも言える。」


(ダイヤモンドオンラインより)
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