会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

日産とルノー、資本関係「対等」で最終調整…EV新会社への出資も(読売より)

日産とルノー、資本関係「対等」で最終調整…EV新会社への出資も

ルノーの日産への出資比率が引き下げられるという記事。両社で最終調整に入っているそうです。

「日産自動車と仏自動車大手ルノーが、今月中にも資本関係を見直す方向で最終調整に入った。ルノーの日産への出資比率を43%から15%に引き下げ、資本関係を対等にする案を軸に交渉してきたが、16日までに日産側が合意する方向でまとまった。」

「これまでの協議で両社は、ルノーが保有する日産株を43%から15%まで引き下げる方向で一致している。ルノーが手放した28%分の日産株は信託に移し、ルノーはその分の議決権を行使しない方針だ。」

国策捜査の日産ゴーン事件の成果ということでしょうか。

前期の日産の有報を見ると、ルノーは、日産の持分法適用関連会社かつその他の関係会社ということになっています。

持株比率15%で関連会社というのも変な感じですが、影響力を行使できるということで、関連会社にしているようです。今回の資本関係見直しで、基本契約も変わるでしょうから、持株比率が同じであっても、扱いが変わるのかもしれません。(ルノーにおける日産の議決権行使の制限がなくなるとすれば、関連会社を継続する可能性の方が高い?)

(日産自動車2022年3月期有報より)

(ルノー側の処理についてはよくわかりません。)

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