青山学院大学・八田進二教授の最終講義の模様を伝える記事。教授の業績なども紹介しています。
「八田教授は日本への内部統制ルールの導入に主導的な役割を果たした。金融庁の企業会計審議会の委員などを務め、監査基準の改定や金融商品取引法の改正に関与した。「内部統制の父」とも言える存在になった。」
内部統制の構成要素の中に、ほかの項目とは性格が違う「IT」を入れるのだけはやめてほしかったと思いますが...。
大学院生のときから職業倫理を重視されていたそうです。
「博士過程では指導教授と監査に関する考え方が根本的に違うことを痛感したことなどを赤裸々に話した。
「専門職業家としての公認会計士の倫理を研究していたところ、教授から、倫理なんていうのはエチケット。エチケットが学問の対象になるのかと面罵されたわけです」」
「八田教授は学者になって、首尾一貫して職業専門家の倫理を問い続けた。企業の不祥事が起き、監査の信頼が揺らぐごとに、その問題意識は高まっていった、という。」
「米国では、「最も倫理観の高い職業人」は誰かと問われると公認会計士が真っ先に上がる、英国では会計事務所が「最も人気の高い業種」だと評価されている、という例をあげ、「ノーブレス・オブリージュ(地位が高い人には責任が伴うという意味)」こそが会計プロフェッションに課された課題だと締めくくった。」
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