帝国データバンクの調査によると、2022年の全国・全業種の企業の後継者不在率は57.2%とのことです。5年連続で減少しています。
「2022年の全国・全業種約27万社の後継者不在率は57.2%となり、コロナ前の2019年からは8.0pt、21年の不在率61.5%からも4.3pt低下し、5年連続で不在率が低下した。」
ただし、地域的には、不在率の水準にかなりのばらつきが見られ(最低29.4%、最高75.1%)、不在率が増加している地域もあるようです。
また、「同族承継が急落 M&A(買収)などによる事業承継が初の 2 割突破」とのことです。
「2022年の代表者の就任経緯では、買収や出向を中心にした「M&Aほか」の割合が20.3%と、調査開始以降で初めて2割を超えた。具体的な後継候補では、最も高いのは「非同族」の36.1%で、前年を2.9pt上回った。2011年の調査以降、後継者候補は「子供」の割合が最も高い状態が続いてきたものの、初めて「非同族」が首位となった」