リース会計に関する解説記事。
IFRSと米国基準の相違点(オンバランスという点では同じ)、日本のリース会計基準見直しの論点やスケジュールなどについて、取り上げています。
後半では、実務対応報告第18号適用上の留意点を説明しています。
「筆者の所見では、我が国の会計基準を適用している日本企業の中には、在外子会社でのIFRS第16号の適用に向けた検討がいまだ十分になされていないケースもあるように思われます。無論、在外子会社でのIFRS第16号の影響に重要性がないことが確かめられていれば問題は無いのですが、中には、在外子会社の現地決算で適用されている会計基準がIFRSと同等の会計基準ではないにもかかわらず、現地決算で十分な対応が図られていると誤解しているケースや、従来我が国の会計基準とIFRSとの差異が僅少であったためIFRS第16号適用による差異も僅少であろうと想像しているケースなども、散見されます。」
日本基準採用会社にとっては、リース会計基準の改正は、少し先の話となりますが(改正するかどうかも決まっていない?)、海外子会社・関連会社については、第18号を適用する(のれん償却などを除きIFRS・米国基準ならそのまま連結できる)場合でも、早めにきちんと点検して対応すべきなのでしょう。
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