東証1部上場の日立キャピタルのプレスリリース。
決算関連手続未了のため、定時株主総会における事業報告、計算書類などの報告ができなくなったというものです。
「2019 年5月 10 日付け「2019 年3月期決算発表の延期に関するお知らせ」及び 2019年6月6日付「不正常取引に対する社内調査委員会の進捗状況に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、当社の連結子会社である日立商業保理(中国)有限公司が行ったファクタリング取引につき大口延滞等が発生し、不正常取引の可能性があるため、社内調査委員会にて原因究明を進めるとともに会計監査人と貸倒引当金等に関する協議を継続しており、決算関連手続が完了しておりません。
以上のことから、当社は、第 62 期事業年度に係る事業報告、連結計算書類及び計算書類を招集ご通知に同封してご提供すること、及び、本総会において上記報告事項をご報告することを断念せざるを得ないものと判断いたしました。」
臨時株主総会を開催予定ですが、日時等はまだ決まっていません。
有価証券報告書(第 62 期、2018 年4月1日~2019 年3月 31 日)の提出についても対応を検討しているとのことです。期限までにまだ20日以上あるので、期限に間に合う可能性はあるのでしょう(間に合いそうになければ、そのように発表しているはず)。
配当も無配にするそうです。
剰余金の配当(無配)に関するお知らせ(日立キャピタル)(PDFファイル)
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金額的な影響については何も公表されておらず、不気味です。
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