金融庁や東証が進めている決算短信簡素化に関する解説記事。アナリストの立場から書かれています。
こちらは同じ著者によるコラム記事。
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フェア・ディスクロージャー・ルールと決算短信簡素化-アナリスト受難の時代とならぬ工夫を望む-
「決算短信に関するディスクロWGでの議論は、利用者から見ると、簡素化ありきで議論された印象がある。東京証券取引所が10月28日から11月27日にかけてパブリック・コメントを実施しており、年内に簡素化の具体的な内容が固まる予定である。アナリストや投資家は、決算短信が、連結財務諸表やセグメント情報などの主要な注記の添付なしで、売上高や利益などのサマリー情報のみで開示されることを懸念している。そのような開示では決算の内容の分析は困難である。加えてFDルールにより、企業が財務諸表を公表するまでの間は、決算の分析に必要な財務情報をアナリストや投資家が企業から入手できなくなる可能性もある。そのようなことが生じないよう、企業に積極的な開示を促す工夫が必要となろう。」
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