投資熱、巨額マネーで暴走 ソニー生命不正送金 「必ずもうかる自信があった」 運用益53億円の皮肉(記事冒頭のみ)
ソニー生命保険の巨額不正送金事件の記事。昨年11月に刑事裁判の判決が出ています。
「「必ずもうかる自信があった」。ソニー生命保険に勤めていた男(34)が巨額の会社資金に手を付け、独断で暗号資産(仮想通貨)に交換した。言葉通り、運用は50億円超もの巨利を生んだが、男は詐欺罪などに問われた。学生時代から投資に熱中してきた男は法廷で「大きな金を動かしたかった」と説明。暴走した投資熱のツケは懲役9年の実刑だった。」
結構長めの記事です。
犯人は、当時、海外子会社の清算を担当していました。子会社の資金を送金するには、自分と上司の二重の認証が必要でしたが、あらかじめ、上司を装って自分のアドレスを登録し、チャンスを狙っていたそうです。
2021年5月に事件を起こしますが、上司は、その日のうちに不審な資金移動に気付いたそうです。男も、その年の11月に逮捕されます。
この男は、アメリカの大学でファイナンスを学び、自分でも投資をやっていたそうです。ソニー生命でも資産運用部門に所属し、プロとして投資の経験を積んでいました。
事件当時は、仮想通貨に注目していていましたが、保険会社が仮想通貨に大きく投資するはずもありません。記事のみたてだと「暴走した投資熱」に動かされて、事件を起こしたということになっています。(本当にそうなのか?)
ビットコインが値上がりするという男の予想は的中し、約168億円の不正送金が、FBIによって回収されたときには、約221億円にまで膨らんでいたそうです。