会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

2億円超脱税疑いで不動産関連会社など告発(日刊スポーツより)

2億円超脱税疑いで不動産関連会社など告発

「エスエルホーム」という大阪府寝屋川市の不動産会社など計3社と、エスエルホームの社長(43歳)が、法人税法違反などの疑いで告発されたという記事。計約2億4700万円を脱税したとのことです。

「関係者によると、2015~18年の間、休眠会社を利用し、架空のマンション管理費や委託料を計上する手口で、所得を計約9億1900万円過少に申告したり、消費税の不正な還付を受けたりして脱税した疑いが持たれている。脱税で得た金は事業資金に充てるなどしていたという。」

“休眠会社”利用し架空の経費計上で約2億4700万円脱税か 不動産会社など告発(MBS)

これは別の脱税事件。

水産業者が5億円脱税疑い(共同)

「逮捕容疑は、架空の商品仕入れを計上するなどし、2016年7月期~18年7月期の所得計約4億9400万円を隠し、法人税と地方法人税計約1億1900万円を免れた。また、同じ期間に消費税と地方消費税計約3億8600万円を免れた疑い。」

代表取締役だけでなく、経理担当者まで逮捕されています。

これは起訴までいっています。

下水道調査会社5社代表を脱税で起訴、東京地検(TBS)

「特捜部によりますと、××被告は自身が代表を務める5つの会社で架空の外注費を計上するなどして、おととしまでの4年間でおよそ1億3000万円を脱税した罪に問われています。関係者によりますと、脱税で得た金は、××被告のクレジットカードの支払いや自宅の購入費などにあてられていたということです。」

海外事例ですが...

「マカフィー」創業者が仮想通貨の脱税で逮捕、懲役30年の可能性(Forbes)

「起訴状によると、マカフィーは仮想通貨のプロモーションやコンサルティングなどで数百万ドルを稼いだが、2014年から2018年にかけて税務申告を行っていなかったという。当局はさらに、マカフィーが不動産やヨット、車、仮想通貨などの資産をIRS(合衆国内国歳入庁)から隠していたと述べている。」

「彼は昨年、ツイッターに投稿した動画で税金を払っていないことを認めたが、そこで彼は国から逃亡中だと述べ、「亡命」中に大統領に立候補すると話していた。マカフィーはさらに別の法的トラブルにも直面しており、10月5日にSEC(米国証券取引委員会)は彼が、仮想通貨のICOを違法な形で宣伝したとして訴えていた。

「所得税を払って帰ってこいと言う人も居るが、絶対に嫌だ。所得税は違憲だ。屈服すれば問題が解決すると信じるのはやめろ!」と、マカフィーは2019年6月にツイートしていた。」

確信犯のようです。

米SECのプレスリリース。カネをもらってやっているということを開示しないで、ICOへの投資をツイッター上で宣伝していたことが問題になっているようです。

SEC Charges John McAfee With Fraudulently Touting ICOs

The Securities and Exchange Commission today charged businessman and computer programmer John McAfee for promoting investments in initial coin offerings (ICOs) to his Twitter followers without disclosing that he was paid to do so.
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