ハナ信用組合の貸金庫盗、被害6億1900万円の疑い…横浜支店元次長を逮捕
ハナ信用組合(ウィキペディアによると朝銀東京信用組合などの事業を譲り受けることを目的として2002年に設立された信組だそうです)の横浜支店元次長が、貸金庫に預けられていた顧客の現金を盗んだ容疑で逮捕されたという記事。
「発表によると、×容疑者は2021年9月~23年3月頃、支店の貸金庫から100回以上にわたり、現金計約6億1900万円を盗んだ疑い。
県警によると、×容疑者は借金返済のために盗みを始めたとみられ、「競馬や競艇などにも使った」と説明している。県警は李容疑者の口座の記録などから、被害は約10億円に上るとみて調べている。」
貸金庫から現金数億円を盗んだ疑い ハナ信組横浜支店の元次長を逮捕(朝日)
「同信組は経営破綻(はたん)した朝銀東京信用組合などから事業譲渡され、02年に設立された。取材に「発表以上のことは答えられない。多大なるご迷惑とご心配をおかけし、おわびする」としている。」
破綻した金融機関の後継法人とはいえ、預金を受け入れている金融機関の貸金庫に多額の現金が保管されているというのは、すこし異常なのでは。
当組合元職員の逮捕について(ハナ信用組合)(PDFファイル)
「(5)被害金額および発生期間
逮捕容疑の被害金額
6 億 19 百万円(発生期間:令和 3 年 9 月~令和 5 年 3 月)
お客様から組合に申出のあった被害金額
9 億 16 百万円(発生期間:平成 29 年 4 月~令和 5 年 3 月)
(6)事案の手法
「貸金庫借用箱」の鍵を無断で複製し、貸金庫内に頻繁に出入りを重ね「貸金庫借用箱」を自ら開錠し、保管していた現金を複数回に亘り窃取しておりました。
(7)窃取した現金の使途
当組合の調査において、元職員は「借金の返済に充てた」、「競馬や競艇の掛け金、宝くじの購入に使用した」と供述しております。」